2018年現在で愛犬ぱぴとの暮らしも16年近くになります。
ぱぴは11月生まれのトイプードルの女の子、というかおばあちゃん。
正月が終わって少し経った雪の多い1月のある日、愛媛のブリーダーさんに松山空港から千歳空港に送ってもらいました。
それがぱぴとの初対面。
千歳空港の貨物の受け取りセンターというのは、車で移動しないといけないくらい空港から少し離れたところにあり、そこまで迎えに行きました。
そして、カウンターで名前を告げると、小さなオレンジ色の籠を手渡されました。
物音ひとつしないその籠の隙間から目を凝らしてよく見ると、全く動かない黒いボタンのような丸い物が2つ見えてきました。
「え?」と思って見てみると、物音ひとつ立てずにこちらをじっと凝視していたぱぴの目でした。
ぱぴ、怖かったでしょうね。
「あらー、こんにちわ!よく来てくれたねー!ちっちゃいねー、お前ね~」と話しかけた途端にそれまで音もたてずにこちらを凝視していたぱぴが突然きゅんきゅんと鳴き始めました。
「はやく連れて行って」と言ってくれていた感じがしました。
その時からぱぴとの生活は始まりました。
ぱぴが来た時は先住犬のトイプードルのクリームがいました。
2匹の年齢差は7歳くらいでした。
この記事はペット保険について検討している方のお役に立てるようと思って書いています。
シニアになるまでほとんど病気をしない犬もいる
先住犬のトイプードルクリームは15歳7か月私と共に生きてくれました。
とても健康なトイプードルで、14歳になってから一気に病気をし始めましたが、それまではほとんど病気らしい病気はしませんでした。
先住犬クリームの寿命を決めたのは14歳になって「腸のリンパ管拡張症」という病気を発症してしまいました。
これがクリームをどんどん弱らせていきました。
頻繁に病院に通い、検査と治療を受けさせました。
が、最も大切な食事療法が全く効果を出してくれず、下痢の症状を改善することができず、どんどん痩せて弱っていきました。
そして、15歳7カ月で旅立っていきました。
ちなみに、クリームの場合は若い時には全く病気をしなく、病気をしたの寿命が尽きる1年半ぐらいの時でしたから、保険の必要性はそんなに感じませんでした。
でも、闘病が長くなったり、もっと治療にお金がかかったとしたら、最後の1年半は故元夫がいても大変だったと思います。
さらに、今でこそペット保険の種類も増え広告をよく見かけますが、20年以上前のクリームの子犬時代はまだペット保険というのはあまり聞きませんでした。
ぱぴはちょくちょく病気をするトイプードル
先住犬トイプーのクリームとは違って、ぱぴは成犬になったばかりの時から時々病気をするわんこです。
目の病気をしたり、皮膚に変なできものを受けて手術を受けたり、わりとお金がかかる病気を患ってしまう体質の子です。
そのぱぴが子犬の時あたりから犬用の保険が目立つようになってきていました。
それで、ぱぴにも加入しておこうかなと思ったことはありました。
しかし、思っただけで、結局、そのままにしていました。
子犬の頃にペット保険をかけ始めれば、月々の掛け金もかなり安く済むようなので、今思うとペット保険を子犬のうちに掛けておけばよかった……と思ってしまうこともあります。
私の愛犬ぱぴは今、不治の病の慢性腎不全を患っています。
この慢性腎不全とのお付き合いはぱぴが生きている限り続きます。
毎月、動物病院での検査と治療費、療法食、慢性腎不全の犬猫に負担を少しでも軽くできる活性炭などのサプリなどに1万円以上のお金がかかります。
サプリなどは保険の対象にはならないでしょうけれど、獣医さんに勧められたサプリですし効果が出ているようなので、購入して飲ませてあげています。
そのサプリの名前は「ネフガード」と言います。
この慢性腎不全の治療にはお金がとてもかかる子が多いようです。
月に30万くらいかけたという人もいたと、知恵袋などで書いている人も見かけました。
この慢性腎不全では静脈注射か皮下点滴をしてあげるのが一般的な治療で、これは3,000円から10,000円くらいかかるようです。
ネットで慢性腎不全のワンチャンのことを綴っているブログを見ると、この点滴をしない治療をしている子は見つからないというほど、スタンダードな治療法のようです。
ちなみに、体が小さいぱぴには3,000円くらいの皮下点滴を不定期に時々受けさせています。
この点滴を受けさせると、ほんの少しだけ元気になるので、きっと体が少し楽になるのでしょう。
これを頻繁に受けさせたり他に検査を受けさせたりすると、月に30万円くらいかかってしまうというのは頷けます。
この負担はこの病気を患った子が旅立つまでずっと続くはずなので、長く生きてくるとうれしいですけれど、その分負担になるということも覚悟しなければなりません。
それで、私は確実にお金をもらえる派遣の仕事を始めたわけですから。
多分、ぱぴの場合はペット保険に入っていたほうがよかったのかもしれません。
こればかりはその個体によって違った結果になるかもしれませんが、大きな負担をできるだけ少なくしたいと思うのであれば、ペット保険に入っていたほうが安心できるのではないでしょうか。
そうはいってもどんな保険がいいかわからないという方は比較ができるサイトがあるので、是非利用してみましょう。
こちらの比較サイトがおススメです。
先住犬クリームも今のぱぴも10万円くらいの手術を1回ずつ受けている
ペット保険を考える時に、ペットが手術を受ける場合どのくらいの費用がかかるかということを知りたい人もいると思います。
ただし、私が知っているのは私の2匹の愛犬にかかった費用だけです。
さらに、もう結構時間が経っていますので、細かい数字ははっきりと覚えていないこともあります。
ですから、だいたいこのくらいかかったという記録だけ残しておきますね。
クリームは腸リンパ管拡張症の時に10万円くらい、皮膚腫瘍摘出に数万円の手術費用がかかった
クリームの場合、腸のリンパ管拡張症の手術を受けたのではなく、内蔵の他の部分に腫瘍ができていてそれで手術を受けさせました。
はっきり覚えていないのですが、脾臓だったと思います。
この脾臓というのはなくても生きていけるということで、それを摘出する手術を受けさせることになったはずです。
その時に、下痢が続いていたクリームは腸の病気もあるであろうと診断されていたので、麻酔がかかっている手術の際に一緒に腸の超音波検査も受けさせ、軽度の腸のリンパ管拡張症であるとの検査結果が出ました。
ただし、軽度の腸リンパ管拡張症と診断されたのですが、食事療法ではほとんど改善できなく、予想していたよりもずっとはやく旅立たせてしまいました。
そして、死のほんの半年くらい前に目の近くにできた皮膚腫瘍の摘出手術も受けさせています。
これも数万円かかったと思いますが、記憶にありません。
そして、実は今現在、ぱぴもこのクリームと同じ腫瘍があり、これも検査を一度受けさせています。
今いるぱぴは皮膚の腫瘍の摘出手術に7万円前後かかった
ぱぴは皮膚に出来物が出やすい子です。
先ほども書きましたが、今もぱぴにはこの出来物があります。
これも検査を受けさせているのですが、はっきりと悪性とは出ませんでした。
でも、この検査が結構高いのです。
その他に、手術費用が7万円前後かかったと思います。
私が札幌に帰ってきたばかりの時に腰のあたりに皮膚腫瘍に気が付き、手術を受けさせました。
その時に、やはり麻酔がかかっているうちに歯石除去もしてもらい、とてもきれいな歯になりました。
しかし、残念ながら今はまた歯石だらけになってしまっています。
ただ、ぱぴは慢性腎不全であることと、高年齢なことで麻酔が難しいということもあり、この腫瘍はこのままということになるでしょう。
あまり年をとってからではペット保険に入れないので決断はお早めに!
ペットが10歳を超えてから加入できるペット保険というのはあまり多くないでしょう。
つまり、シニアになるころには保険に入っておく必要があります。
そして、犬種によってもなりやすい病気などがあるようですし、そのせいか寿命も違うようです。
骨折をしやすい個体もいます。
私の実家にいたヨークシャテリアはかなりやんちゃな性格の雄だったせいか、3回も骨折しています。
つまり、ものすごくお金がかかったようです。
保険には加入していませんでした。
そして、一般的に大型犬は短命です。
そういうことなども考え、その子に最適な保険を選んであげられれば、その子もその子の飼い主も幸せになれますね。
今は自分で好みのペット保険をじっくり検討してみませんか?
まとめ
子供のころから犬がいる生活をしてきた私、現在、慢性腎不全を患っている2018年11月で16歳のトイプードルぱぴと生活中。
慢性腎不全の治療にもはっきりいってお金はかかります。
ぱぴの場合は保険かけておけばよかったかな……と思うことも多々あるというのが本音です。
ただし、死の1年少し前まではものすごく健康だったクリームの場合は、ざっと計算してみても、保険に入らなくても良かったと思います。
クリームは長生きすると思っていましたが、一気に老化し、15歳7カ月で旅立っていきました。
今、私の目を盗んで(盗めていると思っているぱぴ。甘いなw)ゴミ荒らしをしているぱぴはクリームよりは体力的に弱そうな感じがした犬ですが、2018年11月に16歳になります。
つまり、既にクリームよりも長生きをしています。
もうペットとの暮らしは生涯ないであろう私のために、もう少し生きてほしいと思います。
ですから、応援していてくださいね。
最後までお読みいただきどうもありがとうございます。