50代独身女性で、外で働こうとは思っているけれど、フルタイムの仕事は全く探していないという人もいるでしょう。
正確には、探していないというよりも、さまざまな事情でフルタイムの仕事は絶対に無理な人もいるはずです。
具体的にいうなら、このタイトルのようにとりあえず1か月くらいの間、1日6時間以内の労働時間で、週に2回から3回くらいの仕事を探したい人がいるのではないでしょうか。
要するに、週換算で1万円くらい、月換算で4万前後をあまりしんどくないスケジュールで稼ぎたいと思っている人です。
しかし、これ、ちょっと難しかったりするのです。
しばらく働くということに無縁だった人ならば、ちょっと驚くかもしれません。
その理由をお話ししましょう。
日雇い派遣(短期の派遣)の原則禁止でひっかかり希望の仕事が見つからない?
派遣社員に関する多くのニュースをこれまでさらっと軽く読んだことはあります。
私の友人にも長く派遣で働いている女性がいまして、彼女から派遣社員だからこそ感じることを少し聞いていました。
しかし、私は自分が実際に派遣で働くようになるまで、「日雇い派遣の原則禁止」については知りませんでした。
日雇い派遣の原則禁止とは、雇用期間が30日以内の派遣は「日雇い派遣」とみなされ、原則禁止ということです。
ということは、原則として1か月以内の派遣は禁止だから、その例外に分類される人以外は1か月以内の派遣の仕事には就くことはできないということになってしまいます。
で、その例外に分類される人とは以下の状況下の人で、これらのどれかにあてはまれば日雇い労働はOKということになります。
- 60歳以上であること
- 昼間学生であること
- 副業であること(メインの職業の年収が500万円以上あること)
- 主たる生計者でない者であること(世帯収入が500万円以上である場合に限る)
さて、どうでしょうか。
ちなみに、この4つの条件のどれにも私はあてはまりません。
つまり、私は例外には入らないので、私の場合はこの30日間以内の派遣労働はできません。
こちらに関しての情報は厚生労働省の「クローズアップ 知っておきたい改正労働者派遣法のポイント|厚生労働省」または、「改正に関するQ&A|厚生労働省」などに詳細が記載されていますので、ご賞味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
ちなみに、私は派遣社員で働きたいと思って現在の仕事を始めたわけでは全くありません。
というか、派遣についてなど全く考えていなかったというのが本音だよね
ただ単に、短期のパートとかアルバイトの仕事をしたかったのです。
長期であっても8時間労働を数日以上する気は全くありませんでした。
もっと正確にいいますと、8時間労働は絶対にしたくなかったのです。
1日とか2日とかの短期労働であれば8時間労働もOKですが、長期的には8時間労働は避けたかったというのが本音でした。
しかし、ネットで仕事検索をすると、すぐに面談の予約が取れるようになっており、それが派遣の登録会になっていたりします。
最初はその仕組みを知らなくてびっくりしました。
同じように感じた人も結構いるのも事実です。
それで最近は「こちら派遣会社となっております」と第一声で言ってくる会社が増えた気がします。
そして、派遣で働く場合、「私の探している条件の仕事というのは、禁止に分類されてしまうので、100%ない!」ということになってしまいます。
更に、広告には「1日3時間OK!」とかいう文字を見かけたりします。
が、その広告の意味は、私のような50代独身女性の超短期ダブルワーク希望という人には適応にならない、というか関係ないものだということに気が付いたのは、派遣で働いてみることに決めてからでした。
それでも、誤解されないように書いておきますが、すぐに働ける場を見つけられたということで、派遣というものを不満には思っていません。
ただ、応募するというボタンをクリックすると、数分後には派遣会社さんのほうから電話が来て、面談の予約を促されるような仕組みになっているという現実には驚かされました。
でも、これも、行動に移すのが遅いタイプの人にはなかなかいいきっかけにできるのではないかと思っています。
これもひとつの運であり、一期一会をたくさん経験できる好機だったかな……なんて思っています。
どうしても短期で働きたい人の場合は困難でも何とかなる
私がこのパターンだったのですが、他の仕事を持っているので、がっつり8時間仕事をしたくないし、する必要がないと思っている場合もあると思います。
要するに、確実にあと数万円だけを稼げればいいと思っている人もいるはずです。
そういう状況の人の割合がどのくらいなのかはわかりませんけれど、私の他にはいないはずはないと思います。
なぜなら、メインの収入を稼いでいるご主人がいて世帯収入が500万円以上ある主婦さん、昼間は学生さん、メインの職業で500万円以上の収入があり、副業として働きたい社会人さん、そして60歳以上の方ならば、問題ないですが、世帯収入が500万円に満たない家庭は、今ならたくさんあるでしょうから。
しかし、子供がいたり、介護をしたりしなくてはならなかったりして、長期間フルタイムで働けないという人も多いはずです。
でも、派遣で働くのは原則禁止されています。
ということは、30日以内で働きたい人の場合、派遣ではなく、雇用主に直接雇ってもらうという形式の労働を選ばなければならないということになります。
私も、最近、なんとなくそういう仕事がないかチェックしてみたのですが、あることはあるんですよね。
軽作業とか、農作業とか、工場のラインスタッフとか、繁忙期のレストランのスタッフなどですと、単発、つまり1日単位で仕事を申し込むことができたりします。
私はまだやったことがないですけれど、急に支払いに困った時とか、暇すぎる時とか、誰かと話したい時にはそういう仕事もあるということはひとつの情報としては有益だと思います。
私は逆に、ちょっと暇な時間があれば、仕事に出てもいいと思っています。
新しいネタのひとつやふたつは見つかるでしょうしね。
しかも、少ないらしいですが、日払いの仕事もあるようです。
充分な貯金を持たないでスタートしたフリーランス(私)とか、ちょっと不運なトラブルが生じた時には安定した収入を得られることが精神的な安定に繋がることもあります。
私の場合はそうです。
とはいえ、悲しいことですが、50歳も超えてしまうと、企業が求めている人からはちょっと外れてしまうということもあるかもしれません。
また、老眼や更年期障害などがあって、20代の頃のようには仕事をこなせないかもしれません。
疎外感を感じることもあるかもしれません。
それでも、どんな場合もなんとかなると思うしかないです。
短期の仕事なら、その仕事が自分に合っていないとか、歓迎はされていないと感じて多少なりとも失望しても、あっという間に終わります。
仕事をしている時間がどんなに長く感じられても、いつか終わります。
週に3回しか仕事をしない自分と週に5回フルタイムで働く同期では差がつくかも
同じ仕事を同じ時期にし始めたとしたら、たいていの場合、週に5回の人のほうが仕事を覚えるのがはやいのは当然です。
もちろん、個人差があります。
すごく優秀な人であれば、少ない労働時間であっても、長く働いている人とそんなに差が付かないということもあるかもしれません。
が、一般的には労働時間の差は色々な面でついてしまうのが普通です。
つまり、同期に入った人に比べると、自分の仕事の覚えが遅く感じてしまうことがあっても不思議ではありません。
さらに、職場の人も長くいる同期と先に仲良くなっていたりして、あまり出勤日数が多くない場合は疎外感すら感じてしまうこともあるかもしれません。
また、長くいる分、多くの仕事をその同期の人に任せるということもあるでしょう。
そんな様子を見て、負けず嫌いの人であれば、その職場が嫌いになってしまうかもしれません。
しかしそれは一緒にいる時間の差で生じることですから、仕方がないことです。
誰が悪いわけでもありません。
そんなことを気にしていては、短期の仕事を続けていくことは難しくなってしまいます。
短期でのお仕事なのですから、割り切るべきことは割り切るのがよいでしょう。
気持ちはわかりますけれどね。
私も現在、短期で、しかも、少ない労働時間で働いてきていますので、その感覚は理解できます。
でも、気にしないで、自分の任務をさくっと務めて勤務最終日を迎えましょう。
それが短期の短時間労働を務めるコツでもあると感じます。
まとめ
50代の独身女性が30日未満の仕事をするのが難しい理由には、法的な部分にも個人的な立場にも精神的な部分にもあるということです。
人それぞれ、かなり状況が違うということを実感してしまうでしょう。
そして、自分にぴったりな条件の仕事というのは、なかなか見つからないかもしれません。
しかし、どうしても仕事をしたほうがいいという場合は、妥協できる部分は妥協したほうが前進できそうです。
特に独身でひとりで暮らしている場合、自宅の他に数時間でもいなくてはいけない場所があるというのはいいものですよ。
そこに突然行かなくなれば、とりあえず心配ではないとしても連絡はしてくる可能性はありますから。
仕事上の確認であっても、とりあえず何か異変があったら気が付く人がいるということです。
それはそれでメリットだと勝手に思ってしまってもいいと思います。
ちなみに、私から何も連絡が行っていないということは、普通に出勤しているということなのですけれどね。
独身で本当にひとり暮らしで、しかも完全に在宅ワークだけで家にる場合、具合が悪くて1週間寝ていても、誰も気が付きませんけれどね。
ネットでは体調が悪いのは見えませんから。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。