私は50歳になるのがものすごく楽しみでした。理由は自分が想像していたよりも、頭の中が若いと感じてきていたからです。
ちなみに、この表現の仕方には工夫をしました。
「だって、50歳って、もっと年取っている感じなのかと思ってたんだも~~~ん♪」などと書いたら、つっこみどころ満載でしょう。
「そんなの自分で思っているだけじゃ~ん!」とか思われているのかもしれないのに、自分だけは若いと思っているんですね。まあ、頭の中がおめでたいという現象でしょうか。(笑)
でも、実際には色々感じているのです。それで、今日たまたま興味深い記事を読みました。
[女優 南野陽子さん]50歳代は「セクシーに」(上)来た、来た!これが更年期? : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) https://t.co/fjfkz1Xtoh
— 沼佐睦美 (@mutsumi_numasa) 2017年7月28日
南野ちゃんも、1967年生まれ、つまり私と同じ今50歳。そして、年を取るのが楽しみだったみたいで、その部分も私と共通点があると感じました。
でも、アイドルだった南野ちゃんが「更年期」と言うなんて、勇気がいるんじゃないかな……、なんて思いました。
それで、この記事を読みながら頭の中にたくさん広がってしまった思いを書き綴ってみようと思います。
50歳前後くらいから精神的に魅せ方に迷いが生じる
50歳くらいになってくると、女性の場合、「そろそろ限界か」なんて言う人も出てきます。
「40代くらいまではなんとかなった。けれど、50歳は違う!」などと言っている人が多いです。うん、否定はしません。
では、私の実体験から、50歳前後から魅せ方が難しくなると感じている部分をお話ししますね。
あまり女性らしく見せたくないという気持ちが働く
この気持ちはなんて言うんでしょう。体型さえ維持できていれば、20代女性が着ているちょっとチープな服も着られるわけです。
セクシーな服ももちろん着られるでしょう。サイズさえ合えば着られます。
しかし、なんていうのでしょうか。20代の女性に着てもらいたいと思ってデザインされた服を着るのが、とても申し訳なく感じたりします。
それに、着ても精神的に落ち着かないのですよね。
- もっと体のラインが見えないほうが、精神的に安心する
- もっと目立たない色のほうが、精神的にしっくりくる
- もっと露出が少ないほうが、精神的に楽
などと思ってしまうのですよね。
それが、今の私の服選びの基本になっている気がします。なんででしょうね。生殖年齢が過ぎたから、男性に対する興味が全然なくなって、アピールはしたくなくなったのでしょうか。こらこらこらこら……(爆笑)
自然体になり過ぎて崩れていきそうな気もする
多くの女性は年と共に自然体になりやすくなると思います。それはきっと、主役ではなくなるからなのかもしれません。
南野ちゃんの記事にもありましたけれど、50歳くらいになると、あるいは40歳くらいになると、だんだんと自分が主役ではなくなっていることに気がつくんです。
もちろん、自分の人生の主役はいつだって自分。
でも、そうではないのです。
50歳くらいになると、誰かのために生きているんですよね。自分を中心に、自分の人生だけを考えていはいないんですよね。
50歳くらいですと、子育てはそろそろ終わる頃かもしれませんが、子供がニートなどになってしまうと、まだまだ手間がかかりますよね。
それに、そろそろ介護問題が身近になってくる年齢でしょう。
私などはばついちになったことで少し表舞台に戻りました。
が、それでもやはりわき役なのです。50歳のおばさんです。「50歳のシニアの方でも…」と言われる年齢です。
それに、数年前から、親の介護に割く時間も増えてきました。
私が時々Twitterで「bluetoothテザリング中です」などとつぶやいている時は、たいてい何かがあってしばらく外出している時です。
このような感じで、好んで自然体になっているというよりは、主役世代ではなくなったので、いい意味でも悪い意味でも身構えなくなったという感じはありますね。
あまりよい傾向だとは思っていませんけれどね。
だけど、構えたような感じの魅せ方は必要ない、それは今の私が心地よく感じる魅せ方ではない、というのが本音なんですよね。
そうそう、50歳くらいの女性は迷いが多いのかも……。南野さんの記事、なかなか素敵でしたよ。
服は自分が鏡の前で着てテンションが上がる服を自信を持って着るしかない
服選びは本当に難しいと思います。
50歳以降は、その人らしさがすごく表面に出ていますから。生活感が体型にも出やすくなってくるんですよね。
だから、50代以降でも、小柄でよけいな肉が全然ついていない方は一番色々な服を着られそうです。
松田聖子さん、50歳を過ぎてもウエディングドレスを着てもかわいいですし、腰位のバックレスドレスを着ても、ばっちり着こなせています。
それは聖子さんが小柄でスリムだからなんですよね。
バックレスのドレスは、聖子さんが長身で、もう少し豊満であれば、きっと似合わないと思います。
小柄で痩せているので、大きく背中が見えるドレスであっても、肌の面積が小さいんです。
だから、セクシーになりすぎないんですよね。ほどよいセクシーさにまとめることができるんでしょう。
でも、どんどん老化していくんですよね。その過程の自分を正確にとらえるのはとても難しいです。
白髪なんて、自分が思っているよりもずっとあるでしょうし。
「あ、産まれて初めて白髪1本見つけた~!」という場合、白髪は1本だけではない可能性のほうが高いでしょう。自分が見えないだけ。
少しずつ、でも確実に老化している事なんて気がつきません。気がつきたくもないですよね?
それに、そこまで、念入りにチェックしたところで、別にメリットもないでしょうしね。
だから、服選びをする時は、自分が鏡の前で着てみて、それでテンションが上がる服を着たらよいのだとは思います。あとは自信を持って着るしかないと思いますね。
大切なのはプロポーションの維持ではなく自分らしさの維持
女性は更年期以降、プロポーションを維持するのは難しいのかもしれません。
だって、女優さんでも若い時はすごく細かったのに、すごく太ってしまう方もいますからね。
そういう太った女優さんを見て、女優さんでも太るのだから、一般人は太っても当然!などと思って、ちょっと安心してしまうという部分はありますよね?ね?
でも、基本的にはプロポーションを維持したほうが、色々な服を着られて、楽しくはあるでしょう。
太ってしまうと、人によっては色気が出すぎるんですよね。そうなると、やはり服選びは難しくなりますね。
セクシーに見せたいならば、それはそれでいいのです。どんどんセクシーに見せてください。
ただし、ブーイングも覚悟しておかないといけないでしょうね。
私はこの年齢でのセクシー路線はとてもイヤですから、隠したいと思います。
10歳若く見せるのも強烈にいやです。そういうファッションだけは何があってもしたくありません。
10歳若く見せる必要が全くありません。すごく不愉快です。
それに、10歳若く見せて、騙されてしまうことになる男子がとってもかわいそうです。
それは騙されるのが悪いんじゃないの?www
賛成♪そんなの、だまされるのが悪いに決まってる。そんなところまで構っちゃいられないわ♪
ぱぴはいつもかわいい♪
まとめ
50歳以上の女性が服選びをする時、迷いが生じることは多くなると思います。
そんな時は、前向きに考えて、年齢が上がれば似合うものが変わるとと思っておけばよいのではないでしょうか。
ここ数年、私は自分の中で、服の好みがすごく変わったと思っていました。
それは、白髪が増えてきたとかという外見上のこともあるのですが、なんだか、嫌なファッションは本当に心の底から嫌に感じるようになってきました。
また、プロポーションはほとんど変わっていないのに、去年の夏、デニムミニスカートを実家で履いていたら母に「それはすごく変!」とはっきりと言われてしまいました。(笑)
淋しく笑っておきました。
年を取れば自分らしさが出るのに、正確に評価ができなかったり、認めたくなかったりするのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。