令和3年4月1日から、一部が改正された「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」が施行されるのだとか。
それを非正規でここ数年働いてきている50代前半おばさんである私が感じていることをつらつらと綴っていこうと思います。
実際には70歳定年が義務化されるわけではない
貴方がどんな人かによって、70歳定年という言葉から受ける印象は違うと思います。
たとえば、
- 年齢
- 学歴
- 家族全員ある程度健康か?
- 特技があるか
- 打たれ強いか
- 楽天家かそうでないか
- 信頼できる人がいるか
- 現時点である程度貯蓄があるかどうか
- 自分自身が健康かどうか
などの要因により、70歳定年という言葉の受け止め方は変わってくるでしょう。
100歳まで生きていくのであれば、70歳くらいまでは働くのは当然だと思っている人も多いかもしれません。
ただ、定年が70歳まで引き上げられるのが義務付けられているわけではなく、企業側の努力義務となるとのこと。
つまり、自分が働いている会社は70歳定年にはならないかもしれないわけですね。
え~、65歳で定年だと思っていたのに、自分の時から70歳定年になったらいやじゃね?
睦美さんなら、がっかりして、3日間くらい寝込むかもねwww
70歳まで定年を引き上げるよういするというのは努力義務ですから。
ちなみに、自分が70歳がそう遠くない年齢になった時、果たしてどのくらいの割合の企業が70歳定年になっているかなんて、全然想像できないことですね。
現在、50代前半の私の立場から見ても、結構先のことのような気がします。
実際には自分自身は70歳まで働けると思うか?
この質問をされると答えるのに困りませんか?
私ならば、どういうことを聞きたくてそんな質問をしてくるのか、質問者に逆に注目してしまいます。
その質問の意味は……
- 70歳まで雇ってもらえると思うか?
- 70歳まで仕事ができる体力と気力があると思うか?
- 70歳まで働かないといけない理由があるのか?
- 働くことに生き甲斐を感じているのか?
などのどれを意図していて、どういう答えを期待しているのか勘ぐってしまうわけです。
別に何も考えてないけれどただ聞いてみたかったって落ちは?
その人自身も悩んでいるというか、気になっているから聞きたかっただけとか?
で、ここで、私の本音を書きましょう。
私自身は、現状では70歳まで働くのは極めて難しいと感じています。
その理由ですが……、
- 私自身50代前半で体力的、能力的な減退を感じている
- 自分の周囲には70歳まで働きたいと言っている人はいない
- 私自身70歳まで働きたいとか今までの人生で一度も思ったことがない
- 私自身の周囲を見渡すと、60歳前後で一旦体調を崩す人が多い
- 厚生労働省の資料によると、平成25年の健康寿命は72.14歳、女性74.79歳であること
などです。
つまり、私個人の結論としては、心身共にかなりよい状態で60代を過ごすことができ、働き方を自分都合である程度工夫でき、更に周囲の協力があって、ようやくフルタイム、あるいはそれに準ずる環境で働けるのだと思います。
ただ、医学は日進月歩らしいですし、健康寿命とやらも少しずつ延びているようではあります。
ですが、老化というのはかなり大きな個人差があるとも感じています。
だから、単純に同世代の人と比べるのはよくないと思います。
しかしながら、今後の問題として、年齢が上がれば上がるほど、働きたくなくても働かないと食べていけないシニア層が増えていく可能性は高そうです。
さて、どうしますか?
70歳まで働こうと思うならば柔軟な考え方ができたほうがいいと思う
あなたがバリバリのエグゼクティブ、あるいは好きなことで十分に食べられているのならば、私の思っていることは別世界のことでしょう。
でも、実際は多くの人はライスワークをし続け、そして、健康寿命が近づくまで、それを続けなければいけなくなるのかもしれません。
というか、そのライスワークでさえも、コロナ禍の前から始まっていた不景気の影響をもろ受けている今、続けるのが厳しいと感じている人も少なくないでしょう。
しかしながら、できるだけ長く働いていこうと思っている人は、柔軟な考え方が必要になる気がします。
これはもう、自分に言い聞かせていることなのですが、年を取るにしたがって、厳しい問題が突然直面することが多くなる気がします。
そして、その問題に対してのあまり選択肢が、若い時よりは多く残っていない気がします。
それは自分が老化が起因していて、以前できていたことができなくなっていることに気が付くからかもしれません。
実は私自身がその厳しい問題に直面しています。
その問題とは、私は老眼がすごくはやく進んでしまい、結構仕事で支障をきたしています。
ただでさえ、近視、乱視が子供のころから強かったのに、ここ3年くらいで老眼がとても進んでしまいました。
それで、眼鏡やコンタクトをつい2か月前に新調したばかりですが、やっぱり若いころのようには文字を読めないのです。
ゆえに、仕事も遅くなってしまいます。
頭痛に悩まされることも多くなってきました。
とても残念です。
しかし、これが今の私の現実です。
そう考えると、70歳まで働くことになるのであれば、少しでも自分が楽しいと感じる仕事をライスワークにしていければ幸せだと思います。
それができれば苦労しないんじゃね?
無難ですねw
・近視も老眼もガッツリ…な50代女性が今後の仕事を考えるとしたら
・スマホを見るのもしんどくて!新しく購入した遠近両用コンタクトレンズ使用雑感4つ!
・近視、乱視、老眼で仕事に悪影響が出てきた感じの50代前半女性の今後の予定
なども一緒にいかがでしょうか?
最近、働き方について真剣に悩んでいる睦美さんの考え方がよくわかるかと思います。
ざっくりまとめ
70歳定年をどう感じるかは人それぞれでしょう。
私には、現在私の周囲にいて、お話ししくれる人の声しか聞こえてきません。
同世代の中でも、全然違った価値観の人も大勢いるのはわかっています。
また、老後のことは、実際にある程度年を取らないと、実感としてわからないことも多くあると思います。
ちなみに、わたくしごとになりますが、私自身、自分の親よりも老眼で苦しむようになるとは思っていませんでした。
そして、この老眼のせいで、悔しい思いをしたことも数回あります。
そんな私は70歳まで働いていくのはとても大変なことだと思っています。
また、そういう私みたいなシニアを雇っていくことも、ものすごく大変なことだと思います。
私自身は派遣社員として、デスクワーク系でフルタイムで働くのは、あと数年で限界だと感じているのも事実です。
本音としては、今でももう、若い人たちと同レベルで、やったことのない新しい仕事を派遣社員として続けるのは厳しいです。
でも、もう少しデスクワークで粘っておきたいです。
これも、若い時の人生設計がきちんとできていなかったツケでしょうかね?
ただ、私はもう5年以上個人事業主として仕事もしています。
その仕事が私の精神を支えてくれています。
私は個人事業主として数年食べてきていたので、今の派遣のお仕事のほうが気分的には副業です。
そう考えると、もっと気持ちが安定します。
柔軟な考え方って大切ですよね。
だから、これからも柔軟に、いろいろバランスを取って、働いていこうと思っています。
それでないと、70歳まで働かなければいけない場合、やっていけないと思いますので。
まあ、柔らかく、頑張りましょう!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
【参照】
高年齢者雇用安定法の改正~70際までの就業機会確保~
健康寿命の延伸と健康格差の縮小