テレビでは「ヒアリ」のニュースで結構強者っぽいアリの画像をよく見ますが、「マダニ」も怖いですね。人の命まで奪うのですから。
しかも、確認できている国内のマダニの過去3回の感染例は全て北海道だというのですから、北海道民としては笑えません。
<マダニ>かまれた70代男性が死亡 国内2例目 北海道(毎日新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/OARVNPYIrk @YahooNewsTopics
え~~~!— 沼佐睦美 (@mutsumi_numasa) 2017年7月11日
そこで、マダニに関しての気に留めておいたほうがよいことをまとめました。
犬やネコにマダニがつくなら要注意
私の場合、愛犬が3度マダニに刺されたことがあります。3度とも目の縁を刺されていました。最初は家族が上手に刺さっていたマダニを抜いたあと、病院に連れていきました。
この写真マダニに気がついたのは夜で、病院はもう間に合わない時間でした。それで、家族がピンセットで抜いてしまいました……。
この写真のマダニは見えにくいのですが、既にかなり膨らんでおり、獣医さんの所で取り除いてもらいました。目の周囲の毛が伸びていて、いつマダニがついたのかわからなかったです。ごめんね……。
この愛犬は目の周囲が涙焼けですぐに茶色く汚れてしまう子だったので、目の回りがいつも茶色かったのも気がつかなかった原因かもしれません。
犬の場合、目の周囲は要注意ですね。
獣医さんには「自分でマダニを取らないで、そのままで病院に連れてきてください」と言われてしまいましたけれど。自分達でマダニを抜くと、キレイに抜き取れていないことが多いので危険だからと言われました。それ以来、病院に連れて行っています。
ご年配の方はマダニを取り除くことに慣れている方が結構いるんですよね。ピンセットで上手に取り除いてしまいます。ただし、素人がマダニを取り除こうとすると、頭の一部が残ったままになったりすることも多いようです。
そして、このマダニは人も刺すということで、気を付けたほうがよいと私自身言われました。
この犬についていたマダニと今回亡くなった男性の感染源になったマダニが同じ種類のマダニなのかわからないですけれど、同じマダニという生き物なので怖いですね。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省によりますと、マダニ種すべてが人間の感染に関与しているかどうかはわかっていないそうです。
草がぼうぼうと生えている所には寄り付かないようにしよう
犬と散歩をしていると、犬はそのような草がぼうぼう生えている所に行きたがりますね。そして、おチッコをしたがると思います。ただし、最近では外ではさせないようにという動きがすごく活発になっています。
そういう習慣のあるワンコちゃんはマナーオムツさせましょう。私も、愛犬の散歩中に、愛犬がおチッコをしてしまって、怒られてしまったことがあります。その後、一回引き返して、バケツやら水やら臭い消しの薬などを持って、掃除に戻りました。
それはともかく、ワンコのためにも、自分のためにもできるだけ、草むらの側などには近寄らないに越したことはないですね。
特に、自然の豊かな所を歩く時には、肌の露出はできるだけ少なくしたほうがいいですね。暑いからといって、マダニに刺されて命を失うことになってしまっては、あまりにも残念すぎます。
50歳以上はマダニに咬まれないように要注意!
マダニに刺されて感染する病気は「重症熱性血小板減少症候群(SFTSウイルス)」というもので、2011年に特定されたそうです。症状としては、発熱、消化器症状、頭痛、筋肉痛、神経症状、呼吸器不全症状、リンパ節腫脹、出血などが出るということです。
このニュースで取り上げられた北海道の70代の男性のように、重症化して死亡してしまうこともある感染病です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省によりますと、日本のSFTS患者の年齢層はなんと40歳から90歳で、さらに、全患者の95%は50歳以上だということです。中国では患者の年齢層は30歳から80歳代で、全患者の75%以上が50歳以上だという報告があるそうです。
これらのデータから、子供や若い方はマダニによるSFTS感染のリスクは少なそうですね。
少し、話題がそれるかもしれませんが、家の愛犬は2匹一緒に行動をしていたのですが、いつもマダニに刺されるのは、年をとったほうのワンコだけでした。私は愛犬がマダニに刺されるのを3回見ていますが、3回とも年寄りワンコだけでした。
それがとても不思議でした。常に一緒に行動しているのに、若いワンコは全然咬まれていませんでした……。
マダニに刺されたらどうしたらいいか?
マダニに咬まれてからの潜伏期は6日から2週間程度だということです。その間、少しでも体調に変化があったら病院に行くべきです。
何よりも、咬まれたことに気がついていないこともあるようです。草わらとかに入ったことがあった場合、自分の体をよくチェックして見たらよいかもしれませんね。ただし、刺し口がみつからないことも多いということです。
SFTSに感染してしまうと今の段階では治療法なし
SFTSに感染してしまうと有効な治療法がなく、症状を抑えるための対症療法が主体になるということです。それならば、感染しないようにするのがベストですね……。
まとめ
北海道の男性がマダニに咬まれたことが原因でなくなったということで、マダニが犬につくことがあることもあり、気になって自分でも調べながら記事にしてみました。
マダニに関して、まだわかっていないことも多いようですが、咬まれないようにするのが良いようです。特に50歳以上は要注意のようです。私も要注意の年齢です。
これから、北海道は気持ちの良い季節で、遊びに来る方も多いでしょうけれど、大自然を満喫したいシニアの方は要注意です。スポーツドリンクをちびちび飲みながら完全防備が良いかもしれません。
【参照】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました♪