学校を卒業をしたら3年くらいお茶くみをして、その後は結婚して家庭を守るのが普通の女性の生き方だと言われて育ってきたバブル世代の私。
しかしながら、私達バブル世代というのは、女性の生き方が大きく変化し始めた時期に就職活動をし、そして結婚して一旦は落ち着いた世代なのかもしれません。
自由な女性が出始めた時代でもありました。
とはいえ、大きくレールを外れてしまった人が軌道修正をするのは今よりもずっと難しかったように思います。
なぜなら、まだインターネットが一般に普及していない時代に私達バブル世代は20代を終えたからです。
しかし、今は働き方も自由になり、実際にそれを実現している人がたくさんいることをつい最近私は知りました。
ネット稼業だけが自由な働き方というわけではないということを実感しました。
そして、色々な人がいるものだと感動さえしました。
例えば……
日本全国のリゾート地を移動しながらバイトをするという働き方
リゾート地で一定期間バイトをして稼ぐ人というのは私が学生の時からいました。
北海道にはスキー場が多いので、昔からルスツやニセコなどで季節従業員を募集していました。
その仕事をしに日本全国からやってきて一冬を過ごすという若者が少なくないと聞いていました。
もちろん仕事のない時は従業員もそのリゾートを楽しむことができるので、ワーキングホリデーの国内版という感じでしょうか。
それで全国からバイトをしに来た人達が知り合いになり、お互いに情報交換をしたりして、今度は一緒に違う地にバイトをしに行ったりするという話しを聞きました。
でも、今は皆スマホを持っているので、現地で知り合わなくても情報交換は可能でしょう。
今の派遣先で私も本州のほうで一緒に働かないかと誘われた
派遣で割と短期間のお仕事をする魅力のひとつは出会いがたくさんあるということでしょう。
そして、派遣で働くのが好きな人の中にはリゾートバイトの経験者に出会うことが多い気がします。
派遣会社そのものも、札幌に本社があって、札幌にしか会社がないとわけではありません。派遣会社の多くが東京本社で札幌は支社のひとつだったりするわけです。
ですから、派遣会社を上手に使えば、同じ派遣会社から仕事を紹介してもらえるなんていうこともあるのかもしれませんね。
このことについては私はよくわかりませんので、今後、情報を得た時に追記したいと思います。
ただ、リゾートバイトは派遣という形でなく、出向く先の企業に直接雇用という形が多いのではないかと思います。
そして、なんと、今の派遣先で仲良くしてもらっている人に「沼佐さん、一緒に本州のほうに仕事しに行かない?」と誘われてしまいました。
しかし、私には16歳の慢性腎不全で闘病中の愛犬ぱぴがいます。このわんこと一緒にいられる時間が私には宝物のように大切なのです。
それに、年老いた両親がいます。
ですから、せっかく誘ってもらったのですが、やんわりとお断りしました。
でも、もしも、ご一緒できる状況であるならば、私自身そういう働き方にも憧れています。
動けるうちは動きたいです。自由を楽しみたいです。
経験できることは経験しておきたいです。
せっかくフリーの身なのですから。
あちこちで働ける人は基本的な仕事のスキルが高いかもしれない
今の派遣先での仕事は短期の仕事の募集でした。
ですから同期に入った人は皆短期派遣労働者です。
そして、こういう仕事に就く人には共通点があるように感じます。
それは、色々な場所で色々な仕事をしてきている人が目立つということです。
そのせいか、基本的な仕事のスキルが高いかもしれません。
それは色々な仕事をちょこちょこしているうちに身に着けたという人もいれば、もともと、器用だから色々なことをこなせてしまうという人もいるでしょう。
実際のところ、その両方の人が多い気がします。
同じ会社にずっと務めている人の中にはいないタイプが多いかもしれません。
派遣という働き方を好んで選ぶ働き方
前回の派遣先のコールセンターで一緒に同じ仕事をしていた若い男子と話していた時のことです。
その男子は見た目はロン毛、ちゃんと就職をしようとは考えていない、一見ふらふらしている感じでした。
その男子が突然、「なんで派遣なんてするんですか?効率悪い働き方だからやめたほうがいいと思う」と言ってきたのです。
ちょっと度肝を抜かれました。
その質問内容に驚いたのではなく、彼の口からそういう質問が飛び出してくるのが意外だったのです。
ちなみに、その若い男子は契約社員でした。
そして、その人の仕事ぶりは見た目のちゃらちゃらした感じとは全然違いました。
私などから見ると、参考になる部分ばかりでした。
要するに仕事のできる男子でした。
同期の中でひとりだけびっくりするほど年齢が高く、社員の人からはかませ犬的な役割をさせられていた私がかわいそうだと思ったからそういう言葉がでてきたのでしょうか?
そんな気がしています。
どうもありがとう。
でも、派遣という働き方をあえて選ぶ人もたくさんいます。
派遣で働くことのデメリットもよく分かった上で、それでもメリットのほうが多いと感じる人もいます。
今の派遣先の同期で「派遣であちこちで働いてきたけれど、その中で一瞬でも正社員になりたいと思えた会社は一社もなかった」と断言していました。
そこまで言いきれるというのもすごいと思いました。
ちなみに、その人はそれなりの資格と、ワークスキルを持っている人です。
ですから、どこに行ってもやってはいけるでしょう。
ちなみに、私は派遣で働いた経験がまだわずかしかないので何とも言えません。
ただし、私も社員として定年退職の瞬間まで毎日会社に出社するという働き方は全く望んでいません。
会社員であってもいいのですが、在宅勤務が中心の仕事でなければ私にとっては魅力がありません。
というか、介護世代の私にとって、それは無理だと思いますし、望んでいません。
だから、今は私も派遣という働き方が合っているようです。
自由な働き方についての雑感まとめ
ここ数か月、派遣で仕事をしながら色々なことを感じていて、これを書いてみたいと思っていました。
ちなみに、一般的に言えば安定していない正規社員ではない人達も、まだ若いからのんびり構えているといわれれば、私には否定はできません。
ただし、プライドなどでがんじがらめになっていなかったりするので、生き残っていけそうな感じがします。
だって、今は派遣で働いているシニア層もたくさんいますしね。
そして、彼ら彼女らは楽しみながら働いているので、人生を楽しんでいる部類と考えても外れていなそうな気がします。
楽しく生きていくために必要なお金。
その稼ぎ方は人それぞれでよいはずです。
ただし、老後のことは慎重に考えないとしんどい思いをすることになるでしょうから、楽しく働きながら考えていきましょうか。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。