10月末のハロウィーンが終わるとちょっと落ち着いた感じになりますね。でも寒くなります。鍋とお酒がおいしくなります。
10月下旬に入って、食品売り場には鍋のセットが増えました。鍋の種類もこの10年くらいの間に、ものすごく増えましたね。
主婦にとっては、食事の支度を手抜きできる素敵な季節到来です。夜、犬の散歩をすると、色々な煮物の香りが漂ってくる、そんな時期になってしまったのですね。
そして、北海道でよく食べられる鍋といえば鮭が入る「石狩鍋」でしょうか。この鍋、私が成人になる頃くらいまでは実家でよく食べたのですが、だんだん作らなくなりました。
私自身の専業主婦時代も、この石狩鍋は一度も作っていないのです。理由は、故元夫が味噌ベースの汁物は嫌いだったからです。つまり、お味噌汁も嫌いな人でしたので、食卓には1年に1回も上りませんでした。
私自身も、なくても別に困らないので飲まなかったのです。でも、シングルになってからは時々お味噌汁は飲みますし、石狩鍋もどきも何回か作りました。最近も作ったのですが、それがとてもおいしかったのです。
すごく懐かしい味の鍋で感動したので、その感動をお分けしたくなりました。(笑)
というわけで、どこに住んでいてもおひとり様用で簡単に用意できる「石狩鍋もどき」のレシピを雑談をしながらご紹介しますね。私、料理しながらお話しするの、好きなんですよ。(笑)
石狩鍋もどきの材料
基本の材料は……
- 味噌
- 昆布
- みりん
- 酒
- 砂糖
- サケのあら、無ければ普通の切り身でもOK
- 長ネギ(実家では長ネギがなくて、玉ねぎが入っていたことがあった)
- 豆腐
- しいたけ(しいたけが味が出ておいしいけれど、えのきだけでもOK。私の実家では両方入っていた時もあった)
- 白菜かキャベツ(実家では白菜だった。けれどキャベツでもOK)
- しらたき(なければなくてもOK。でもダイエット中の人には入れることをおススメ)
- バター(食べる時に各自自由に追加)
- だしの素
特に変わった材料はいりません。
肝心の鮭ですが、本当はサケのあらを使って昆布と一緒に出しを取りながら煮るのですが、おひとり様の場合、アラなどは手に入らないどころか、買おうとも思わないかもしれません。
無理しないで普通の切り身で作っても「石狩鍋もどき」にはなります。ただし、塩分を抑えた物を買ってください。
北海道でなければ「生の秋鮭」は手に入らないのかもしれませんが、塩をふっていない物があれば、それを買ってくださいね。
この材料の他に「春菊」を入れるのもありです。私の実家では入れませんでしたが、入れる家も多いです。
他に薄切りにしたにんじんを入れると彩もよくなりますし、栄養のバランスもよくなります。火が通るのに時間がかからないように、スライスしてくださいね。
まな板と包丁を使いたくなければ、ピーラーでにんじんを薄く削り取ると良いですよ。簡単です♪間違いなく薄いですし♪
作り方
- もしも、アラを用意できたのならば、アラに塩をふるという作業を一番最初に行います。
- 材料は適当にひと口大に切ればOK
- アラを使う場合、表面に塩をふり過ぎた場合はキッチンペーパーで軽く塩を拭き取っておく
- 鍋に昆布を入れ、アラを使う場合は、この時に一緒に入れ煮始める
- アクを救い、アクがなくなったころに野菜などの材料を入れて一緒に煮る。豆腐と長ネギは調味料を入れた後に投入
- 調味料を鍋に投入。小さい容器に味噌とみりんを混ぜてから鍋にいれると混ざりやすくてよい
- だしの素で味を調える。昆布でだしを取っているし、シイタケなども入っいたりすると、充分に味が出ている時もあるのでお好みで調整してください
※アラではなくて、切り身を用意した場合、ここで鍋に投入
※みりんがなければ、砂糖と酒を同じくらいの量混ぜ合わせて、それを入れてもOK
この材料の中で火が通るのに時間がかかる物はないので、野菜などの材料を全て入れ段階になると、すぐに食べられるようになります。
ご飯やら、お酒やらを準備するなら、野菜などを入れるタイミングでテーブルに並べておけば、すんなりとお食事タイムに入れます。
なお、私の実家では入れないのですが、「ジャガイモ」を入れる家もあります。ジャガイモは1人分ならジャガイモ1個を洗って、ラップをしてレンチンしましょう。
もちろん、ジャガイモ好きならば、だし昆布を煮ている段階でジャガイモも何個が入れればよいでしょう。
いただく時にはバターをたっぷり入れていただきましょう。体が温まります。
石狩鍋は、豚汁の豚肉を鮭にした物という感じが近いかもしれません。
石狩鍋雑感
私が子供の頃は、実家では秋になると、雌の鮭を1本購入していました。イクラを作り、少しだけその日に食べ、残りはお正月用に冷凍しました。
そして、石狩鍋を食べました。何故でしょうか、だんだんとそれをしなくなりました。多分、私などが海外生活やら結婚やらで家を出たりして、あまり食べなくなったからなのでしょうね。
というよりも……
ひょっとしたら、石狩鍋よりも「ちゃんちゃん焼き」のほうが、人気が出てきたからかもしれません。ちゃんちゃん焼きというのは、野菜炒めにサケが入った味噌味の炒め物です。
キノコ類をたっぷり入れるとヘルシーになります。しいたけ、しめじ、ぶなぴー、えのきだけなど色々入れてやってください。
石狩鍋の汁をかけたような味をイメージしてもらえれば割と近いです。そして、それにやはりバターを好きなだけ混ぜて食べるのです。日本酒、焼酎、ビールに合いますよ。
ご飯のおかずにも、まあまあ、なるでしょう。
まとめ
最近、食品の買い物をしていたら、お鍋のセットがやたらと増えました。それもアルミの鍋に入っているおひとり様用の物を多く見かけます。
あのような物を買ってきて、中身を入れ換えて作るのもありでしょう。
おいしさの秘訣はバターを加えることでしょうか。じゃがバターやら、石狩鍋やら、バターをよく食べる季節になってきました。
寒い所に生きる者の知恵でしょうか。
しかし、北海道では室内の温度は高くて、ストーブ焚いて半そでで過ごす人とかいますからね。ストーブの前で、アイスクリームを食べるとか。(笑)
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
今日登場させてもらえなかったから、無理やり出てきたデビルです♪
私も登場させてもらえなかったので、無理やり出てきました~♪