子育て世代でなければ、2月のバレンタインデーが終わると、何となく大きなイベントは終わった感じがしますよね?
もうお雛まつりもこどもの日も関係なくなる年代になると、3月は何もなかったりする人が多いと思います。
ただ、新生活を始める子供がいれば、慌ただしい時期でしょうけれど。
そうでなければ、3月になるとゴールデンウィークの計画をぽつぽつ立て始める時期かもしれませんね。
そして、そのころ、狂犬病予防接種のご案内が届くでしょう。
それで、ゴールデンウィーク前後に愛犬の予防接種を受けさせるというパターンになるお宅が多いのでは?
家でもぱぴをゴールデンウィーク明けにいつもの病院に連れて行ってきました。
狂犬病の駐車の時にフィラリアのお薬も6か月分処方してもらいます。
その時に血液検査を受けさせます。
そして、その時、愛犬は「慢性腎不全」であることを知ることになりました。
しかし、それまで、そんなにこれといった症状はなかったのです。それらを思い出してみました。どなたかの参考になればウレシイですが、病気に関係のない、いわゆる老化現象のものもあります。
尿を漏らすようになっていた
去年のゴールデンウィークの少し前あたりから、ぱぴは尿を漏らすようなっていました。
寝ている時に、子供がおねしょするような感じのお漏らしの仕方です。
獣医さんに散歩中にぽたぽたと歩いてきたところに垂れていたりしないかと聞かれましたが、それは絶対にないのです。
つまり普段は漏れていないのです。
ぱぴの場合は、何かの際に大量に1回分くらいの量をお漏らししてしまう感じです。
ぱぴは私の膝の上で寝ていることが多いのですが、なんとなく生暖かい感じがする……と思ってぱぴを下ろしてみてみたら、私のジーンズががっちりと濡れていたりします。
今もこのような感じなので、なるべくオムツをさせています。
ぱぴなんておむつなんて嫌いなのに!
ごめんね、ぱぴちゃんね。ぱぴちゃんのおチッコ、結構量が多いから、お漏らししされちゃうと、結構大変な時もあるんだって。
オネショ、という感じなのです。
必ず、寝ている時に漏らします。
起きている時にはお漏らししません。
犬は年を取ると、眠りがすごく深くなるんですよね。
そして、眠っている時間も長くなります。
それで、起きられないのかな……と思ったりします。
獣医さんには軽く相談したのですが、薬はあるけれど、あまり効果ないと思うと言っていました。
確かに、寝ている時のお漏らしですから……。効かないかもしれません。
それだったら、おむつをさせてしのごうと思いました。
水をすごく飲むようになり、尿の量がものすごく多くなり、色はかすかに薄い
ちょっと私が変だな……と思っていたのは水を飲む量が多くなったということでした。
ひょっとしたら糖尿かなにかあるのかな?と思い始めていたとことでした。
そして、尿の色がとても薄くなっていました。
ペットシーツは白いものを使っていますから、尿の色はいつもチェックできます。
それで、色は薄くなったと思っていたのですが、たくさんお水を飲むので、尿の色は薄くなって当然だとは思っていました。
ただ、そろそろ定期健診時期だから、しっかりと血液検査をしてもらおうと思っていました。
この血液検査もシニアですと、料金が高いんですよね。
そして、血液検査にも料金設定があって、3段階くらいの中から選んでくださいという感じになっているんですよね。
なんでもお金ですよね。
私はぱぴの年齢のこともあり、3段階のうちの真ん中を選択したと思います。(笑)
でも、この検査にひっかかり、そのあと精密検査が必要になったので、結局、検査には結構お金がかかった記憶があります。
ただ、このくらいの症状ですと、見逃す人が多いと思います。
実際に慢性腎不全という病気は犬の腎臓のかなりの部分がもう機能しなくなってから気が付くようです。
ぱぴの場合もすでにのこり1/3くらいしか機能していないとそのあと聞かされましたから。
でも、目立つ症状はこのくらいしかなかったです。
臆病になってきた
お散歩のコースにすごく好き嫌いをするようになりました。
若い犬の時にはそんなことはなかったんです。
トイプードルはわりと遠いところに行きたがる犬種だと聞いたことがあります。
先住犬のトイプーは特にそうでした。遠くに遠くに行きたがりました。
ぱぴは先住犬ほどには遠くに行きたがりませんでしたが、それでも遠くに行くのは好きなほうでした。
それが、病気になる数か月くらい前から、あまり遠くに行きたがらないし、嫌いな道というか、通りたがらない道もでき始めました。
ぱぴには嫌いな道が結構あります。
というか、私の隠れ家の側は嫌いな道だらけのようです。
そして、嫌いな道のそばに来たら、足を踏ん張ってその方面にいくのを拒否します。
困ってしまいました。
ただし、好きな道もあるのですけれどね。
ぱぴは自分が病気で体が弱くなったことを自分でわかっているのだと思います。
さらに、自分の尿が少し変なにおいがしているのも、わかっているのでしょう。
そりゃあそうですよね。
人間の私の嗅覚で感じ取れる匂いなのですから、犬に感じないわけないですもんね。
だから、他の犬に探知されたくない、ということもあるのかもしれません。
昔は犬も人も大好きだったのに、最近は大型犬が前から歩いてきたら、すぐにぱぴは私に「抱っこ」とせがみます。
昔はそんなことはなかったんですよ。
どんな大きな犬も好きでした。
年と病気が犬を変えるのでしょうね。
食欲は全然衰えていない!むしろ増している
この慢性腎不全になると、だんだんと犬の食欲が落ちるらしいのです。
しかし、今のところ、ぱぴの食欲はすごくあります。
病気になる前よりも食欲そのものは明らかにあります。
そして、いいかたは悪いですが、ちょっと卑しく見えるくらいすごく食べたがります。
私が食べているものまで何でも食べたがるので、私もゆっくりとご飯を食べられません。
ぱぴの慢性腎不全に負担をかけない食事はリンとタンパク質と食塩の少ない獣医さん推奨のドッグフードです。
この病気は猫にもあり、猫用の食事療法食もあります。
この食事療法食のキャットフードをしっかりと食べる猫は、食べない猫に比べてかなり長生きできているというエビデンスはあるそうです。
ただし、犬のエビデンスはあるようなないようなはっきりしないようです。
ただ、ぱぴはなんとかこのフードは食べてくれるのですが、少し混ぜ物をしてあげないと、食べない時は全然食べないです。
すると、ただでさえ痩せすぎのぱぴが、よけいに痩せてしまうのです。
だから、あまり食べない時には調べた範囲であまり体の負担にならないような物を混ぜてあげます。
そうして、少しでも食べさせてあげないと、骨と皮だけになってしまいます。
すでに、骨と皮の上に毛が生えているという状態に近いですから。
毎朝、愛犬を抱いて体重を計って、ぱぴの体重が軽いと私のショックも大きいです。
すごくたくさん食べさせているし、食べているけれど太れないのです。
仕方ないのかもしれませんけれどね……。
ぱぴを抱いて体重計に乗って、その軽さに「ぎゃ~~~~~~~~~~っ!!!」と朝から叫んでしまいそうな時があります。
ぱぴ、痩せているからもっとおいしいものが食べたい。ドッグフード嫌い!
おいしくなくても、最も体に負担がかからないのが、そのドッグフードなんだから~!時々はちゃんと食べないと、睦美氏が悲しむよ!
慢性腎不全は治らない病気
この病気のことを聞いた時、急にぱぴに残された時間があまり長くないということを知らされ、ちょっと信じられませんでした。
ゴールデンウィーク明けの北海道札幌市、どんどん春めいてきて楽しい気分になってくる時期です。
そんな時期に、一気にどよ~んとさせられました。
病院から帰ってきてからは、犬の慢性腎不全についてググって色々なページを見てみました。
獣医さんが書いているようなページも見ましたし、闘病記も見ました。
闘病記を見ると、最後のほうはどのケースもみな悲惨でした。
ぱぴはその時14歳ですから、りっぱなおばあちゃんわんこではあったけれど、わりと健康な子だと思っていました。
しかし、病気をし始める時期であることも覚悟してはいました。
そして、ゴールデンウィーク明けに狂犬病の注射を打たせる時に健康診断をしたら、ぱぴが慢性腎不全という不治の病であることを知ることになりました。
不治の病ですから、治らないくらいに進んだ「がん」などとも同じような考え方ですね。
ぱぴの慢性腎不全は使える腎臓が今はまだ1/4残っているけれど、それがだんだん少なくなっていく、というかわいそうな病気です。
人間ならば透析をしたり、移植をしたりするのですが、犬の場合はそこまでしませんね。
せいぜいできるのは輸液なのです。弱った腎臓の機能ではできないことを助けてあげる輸液だそうです。
もっと、ぱぴの状態が悪くなったら、その輸液のお世話になると思います。
こんな不治の病なのに、この狂犬病の予防注射の時期でなければ、まだ病院には連れて行っていなかったと思うのです。
治らない病気なのに、初期症状にはなかなか気づけない病気だと言います。
ですから、大抵の場合、使える腎臓が残り1/4くらいになってから発見されるんだそうですよ。
ぱぴの場合も、狂犬病の予防接種の時期でなければ、まだ気が付けなかったお思います。
まとめ
今はまだ2月の中なので、なんとなくゴールデンウィークは遠い感じがします。
でも、2月はあっという間におわります。ただでさえ短いですから。
で、ゴールデンウィークネタを何記事か書いていこうかと思ったところ……。
思い出したのは、ぱぴの検査のことでした。
ぱぴは今は元気ですよ。
なかなか手間もお金もかかりますけれどね。
犬とか猫とかと一緒に住んでいる場合、慢性腎不全という不治の病もあることを覚えておいてくださいね。
初期症状、あまりはっきりとしたものは出ないから。
ある程度の年齢になったら、まめに血液検査ですね。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。