厚生労働省の「生涯未婚率」というのは50歳の時の未婚率のことをいうようですね。これまでのデータから、50歳で結婚していなかった人はその後結婚する見込みはあまりないというからなのでしょう。
ちなみに、私の同級生は1966年の丙午生まれ。つまり、2016年に50歳になっています。私は羊年生まれなので、2017年に50歳を迎えます。ちなみに、私はばついちですけれどね。
それで周囲を見回してみると、50歳までに1度も結婚したことのない人というのは男女ともにいます。少数派ではありますが、探すのがかなり難しいというほどでもないです。
私の大親友も1度も結婚していない50代女性です。そういう1度も結婚したことのない50代女性を見て、不思議に思うことがあります。何故、1度もしなかったのかと。これからするのもありではないかと。
現実として、アラフィフ未満くらいの女性も婚活ができるところが増えてきている云々という現象があるようです。ですので、50代女性の初婚について考えてみました。ただし、私の知っている人達は結婚に興味を持っていないようですが……。
彼女たちはモテていた
50代になるまで1度も結婚しないなんてどういう女性なんだろうと思う人が多いかもしれませんが、私の知っている50歳で1度も結婚したことのない女性たちは皆モテていました。浮いた話しはちょこちょこありました。
けれども、決して遊び人タイプでもないのです。いわゆる、三股四股かけていたとか、私たちの時代には珍しくなかったアッシー君、メッシー君、貢君がたくさんいたわけでもなかったようです。
男性からお声がかかっていたのを実際に私は見ています。高校時代とか、キューピット役を男性のほうから頼まれたりしたことありましたから。そう、私って、そういう役目なんです。今の私の雰囲気に似合わないですよね？(笑)
とにかく、男性とはそれなりに仲良くやっていました。けれど、50歳になりましたが、結婚には至らなかったようです……。というか、至っていませんね……。理由は本当のところはわかりません。
人間、奥深いところにあるものは、少し離れるとわからなくなります。というか近くにいても、わかりにくいことも多いものです。
彼女たちは美しい
自分の周囲の人を褒めるわけではありませんが、50歳時点で1度も結婚していない彼女たち、美人です。といっても、私の頭にはっきりと浮かぶ50歳独身女性は3人ですが、どの人も美人です。
ひとりは最近は見ることもないですわかりませんが、残る2人は太ってもいません。結婚をしていないせいか、生活感がにじみ出ていたりもしないので、やや若く見えます。美しいです。
それでも50代到達ということには変わりはないですけれどね。ええ、女性で言うと、更年期でしょう。それでも、美しいですよ。
彼女たちはちょっとこだわりが強いかもしれない
モテていて美人で太ってもいない彼女たちが、50代になるまでなんで結婚しなかったのと私に聞かれても困ります。私なりに感じることはあります。
けれど、私の本名で書いているここに書くわけにはいきません。(笑)ペンネームだったらよかったかな？(笑)
ただ、私の親友が自分の口から言っていたことではっきりと覚えていることを書きます。いきなりその言葉を書くとインパクトがあるかもしれないので、最初に言っておきます。
別にわがままということではなく、素直な本音ですね。そう思ったことがない女性はあまりいないでしょう。
それはというと？
同居はいや！
女性の本音でしょう。そう思わない女性はあまりいないでしょう。決して彼女だけがわがままなわけではないと思いますよ。彼女はとても気を使うし、言いたいことを言えないタイプなので、確かに同居は厳しいという感じはしますが。
田舎はいや！
これも不思議な気持ちではないでしょう。北海道は彼女や私の住む札幌に人口が集中しています。ですから、札幌以外のところに引越しをすると、すごく田舎で人がいないように感じて淋しくて仕方がないのです。
なかなか人の集団に入って行きにくいんですよね、田舎は。
結婚をして札幌を出た私はそう感じてしまっていたのが本音です。札幌だって、地方都市。田舎なんですけれどね。
彼女も私も札幌っ子。札幌で産まれ、小さいころから雪に埋まりながらも遊んで大きくなってきています。まあ、地元愛が強いんでしょう。そういうことにしておいてください。よろしくお願いします。
自分より頭が良い男性じゃないといや！
でもね、私の親友、私たちの間で最もお勉強ができました。もちろん、私よりもお勉強ができていましたよ。そのあなたより頭がよい男性ですか？だいぶ少なくなると思うんですが……、という感じです。
まあ、守られたいという女性の本能がそうするから仕方がないのでしょうけれど……。自分より頭が悪いと感じると、尊敬できなくなっちゃうとか頼れないとか思っちゃうんでしょうね。
だけど、年と共に、そういうところはあまり関係なくなってきているようにも思うんですけれど。私の場合、そういうところには興味はないですね。
頭なんてそんなに重要でなくて、荷物持ちをしてくれるほうが、数百倍重要なんですけれど……。
本音として結婚を是非したいと思っている女性の割合はわからない
数ヶ月前、美容院で週刊誌を読んでいたら、50代で初婚をしたという女性の記事を見つけたので興味深く読んでみました。今ググってみたらありました。「50代初婚リポーター菊田あや子 熟年結婚の落とし穴語る│NEWSポストセブン」という記事です。
残念ながら離婚に至ってしまったということです。せっかく結婚をしたのに、すごく悩む結果となってしまい、かなり痩せてしまったということでした。
その結婚、最初はとても楽しかったのだそうです。でも、うまくはいかなかったということでした。33歳で11歳年上の男性と結婚して12年半で離婚に至った私には何だかわかる気がしました。
ひとりで過ごす時間の過ごし方が完璧すぎて、入る余地がない
長く生きると、それだけその人なりの習慣や癖ができてしまっているんですよね。それは決して悪いことではありません。長い独身生活の間に無意識に、あるいは意識的に身に着けた効率よく、かつ心地よく生きる方法なのだと思います。
しかし、それが出来上がり過ぎていて、新たに生活に入ってくる人を受け入れる隙間がなくなっていたりするのですよね。
若いカップルのようにべたべたとしたりはしないので、その女性週刊誌の記事の女性曰く、新婚なのに相手の夫だった方は夜はそれまでの通りに英会話などの勉強にあてていて、一緒に何かをするという状況には程遠かったそうです。
これも、50歳を過ぎて結婚する場合、若いカップルとは違い、相手はもうある程度完成されている人だと思っておかないと、2人の間には何も生まれなくて淋しい思いをするかもしれません。もちろん人に寄りますけれどね。
恋愛をしたいのではなく老後が不安だから結婚したいのかも？
50代になって初めて結婚をする機会が訪れた女性にはかなり色々なパターンがあるでしょう。仕事が面白かった女性もいれば、全くキャリアウーマンではないけれど結婚には至らなかった女性もいるでしょう。趣味や資格取得が楽しくて仕方がなかった女性だっているでしょう。
私の親友を含め、50歳になっても一度も結婚をしたことがないという女性は、仕事が面白くて仕方がないというタイプの女性はひとりだけです。あとはキャリアウーマンタイプではなかったです。
そのせいか、やはり老後は不安だったりします。これは私も同じです。国民年金の時間が長いからというのもあります。老後は厳しいかな、というのはあるでしょう。
そして、大切なことですが、50歳から体力は少しずつ衰えていくのを女性は更年期障害で感じることが多いです。50歳くらいで閉経するからでしょう。
閉経そのものはラクでいいのですけれどね。
男性にも更年期障害はあるようですが、女性の生理がなくなるというくらいはっきりとしたようなものとも、また違うようですね。
そのようなわけで、女性は衰えをどうしても感じるわけです。それで不安もあるから結婚がしたいというのもあるのかもしれませんね。それが悪いとは全く思いません。お互いにそういう思いならば問題ないでしょう。
ただ、女性のほうが一般的に長生きだということは忘れないほうがいいかもしれません。結婚したけれど、かなり年をとってからやっぱり「ぼっち」になってしまう可能性も高いでしょう。
パートナーがいるというのは強いと感じることは多い
女性のほうが長生きで、もしもご主人が旅立ってかなりぼっち生活をしなくてはいけなくなったとしても、それまでの時間がお互いにとても楽しければ、充分に幸せだとは思います。
だって、とりあえず、ひとりでも、自分のそばにいつもいる人がいる、というのはやっぱり強い！心が繋がっていれば最強！それ以上強いモノはないのでは？
いえいえ、はっきりいって、心なんて繋がっていなくても法律が繋げる夫婦というのは強いし！
これはばついちで、縛られない、快適な自由を手に入れたけれど、同じくらいの虚無感やら不安やらも手に入れてしまった私はつくづく実感しています。
ちなみに、私の元夫は病気療養中だったようですが、2015年の12月の暮れに亡くなってしまいました。新聞の訃報欄で見つけました。カレは59歳で旅立ちました。もしも、離婚をしていなければ、私は48歳で未亡人になったのでしょうか？それとも……。
男性は若い女性が好きだから50歳以上の女性の婚活は厳しい？
男性が若い女性が好きなのは太古の昔からでしょう。別に何か変わったことありますか？ そこには興味はありません。
でもね、ここまで読んでくださっているあなた女性？ あなたが50歳だとして、自然に目が行く男性は50歳以上ですか？ 実はもう少し若い男性に目がいきませんか？
「自分にとっては若すぎる若い男性」を目で追っているのに気がついて、「あ、違う違う、私の対象にするべき人はこの世代ではない」なんていうことありませんか？
自然に、自分と同じ年くらいの人や、少し上の人に目が行きますか？ 絶対に男性は年上がいいなんていうのは若いうちですから。
絶対に年上じゃなきゃだめ、なんて思わないですよね、多分、30歳くらいからは。
でも、男性のほうはもっと若い女性が好きみたいですね。まあ、守ってあげたいとか自分が主導権を握りたいと感じる男性にとっては、やはり若い女性のほうがいいのは自然なこと。
子孫を残すにも、若い女性のほうが残せる可能性が高いですしね。
でも、私の妹はつい最近、2016年12月、40歳で高齢初産をしましたけれどね。自然妊娠ですよ。帝王切開で、今、NICUにいますけれどね。40歳でも、自然妊娠できる女性もいますよ。
色々な女性がいて、生き方も変化してきています。色々なことをやっていて、気がついたら50歳になっていた。昔からずっと独身でいたいなんて思ったことはないという女性もいるでしょう。
自分がもう女性として見られないということで自信をなくしたりする必要はないでしょう。閉経がきたって、どうやったって、男性には見えませんから。というか、女性にしか見えませんから。
年をとれば男性も女性も婚活は若い時よりは不利ですよ。女性より男性のほうが明らかにかなり有利でしょうけれどね。男性も女性も、お金をかなり持っていればかなり違うでしょうけれど。
まとめ
丙午生まれの同学年の友人たちが50歳になりました。そして、私自身3月に50歳になります。周囲には50代未婚女性はぽつぽついます。そして、私のようにばついちもいます。
そういう人たちが50歳になってから結婚を考えるのは不思議なことではありません。ただし、相手を見つけるのも難しいでしょうし、結婚したとしても必ずしも幸せになるとも限らないでしょう。
自分の生活がすっかりできているシニア同志の初婚は、続けていくにはかなりの努力が必要だと思います。それでも、出会う人がいるのであれば、結婚してもいいのではないでしょうか。
だって、今までひとりでいて、物事の結果もわかりきっていたような状態から、変な相手が一緒にいるだけで、笑える状態になるのも楽しいではないですか？
自分ひとりでは気がつかなかったことも、相手のふたつの目があるだけで気がつけることもきっとあるでしょう。自分では絶対に思いつかないパートナーの発想で、目が覚める時もあるでしょう。
それはそれでまた「いとをかし」なのでは？
5000字ほどの長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
