2020年1月もあっという間に下旬になろうとしています。
今日は犬のクローンについての記事にちょっと心が動きました。
犬のクローンと聞けば、もちろん家にいた先輩犬クリームとか2019年3月に旅立ったぱぴのことが強く思い出されます。
1年前の今頃はぱぴに寒い思いをさせないように24時間暖房をつけっぱなしにして仕事に行ったり、寝たりしていました。
私はぱぴが旅立つ頃はフルタイムに近いくらい、毎日働きに出かけていました。
それで、私がいない時にもストーブはずっとつけていました。
よって、仕事中もとても心配でした。
ストーブが、万が一のことで安全装置が働いて消えてしまうことがないように祈っていました。
ストーブに万が一不調になったらぱぴを助けてあげられません。
だから、仕事が終われば速攻で帰宅していました。
残業などにならないことを祈りながら仕事をしていました。
1年前は桜の季節までぱぴに生きていてほしいと思っていました。
そのころには外での仕事の時間を減らし、在宅ワークでの収入の割合を増やそうと思っていました。
しかし、ぱぴはそこまでは生きられませんでした。
札幌では桜はゴールデンウィークのころくらいに咲きます。
でも、2019年3月にぱぴは旅立ってしまいました。
そして、あと1か月半くらいでぱぴの1周忌を迎えます。
そんな中、クローンのニュースを読んで思ったことがあります。
中国で広がる“クローンペット”ビジネス|特集ダイジェスト|NHK 国際報道 https://t.co/IK3a2fLj5N
微妙ね— ちーむ睦美 (@team_mutsumi) January 18, 2020
もしも少ない経済的負担で愛犬ぱぴやクリームのクローンを誕生させることができたとしたら?
もしも、タイムマシンで1年前に戻れるならば戻って、ぱぴを思いっきり抱きしめたいです。
もっと前の10年くらい前に戻れるならば、クリームを思いっきり抱きしめたいです。
どっちの子達の手触りも覚えているんですよ。
それぞれの表情や癖も覚えています。
ではもしも、少ない経済的負担で自分の愛犬たちのクローンが作れたとしたとしたらどうでしょうか?
微妙ですね。
絶対にクローンの子は要らないとは言い切る自信はないです。
愛犬がそろそろ臨終という時、突然「クローン作りますか?」と聞かれたら?
やっぱり微妙ですね。
私はぱぴの臨終の時を病院で迎えそうだったので、連れて帰りました。
ただ、その時はもう薬とかで無理やり動かしていた心臓が、まだかろうじては止まっていなかっただけだったかもしれませんが。
ですが、その時に「今、細胞を取っておくとクローンを作れますが、細胞を取っておきますか?」と聞かれたら、全く心が動かないでしょうか?
その料金がそんなに負担にならない程度であれば、あなただって、ちょっとは心が動く可能性はあるのではないでしょうか?
特に、そういう難問を突然出されて、冷静に答えられるでしょうか?
自分の大切な子の生死の境目の時に、その子と同じ細胞を持つ子を誕生させることができるということを知って、それを断れるでしょうか?
ちなみに、私自身、根本的にはクローンの子を欲しいとは全く思っていません。
やっぱり、クローンという技術で同じ細胞を持つ子を誕生させることができたら、たった一匹しかいない子であるという希少価値が落ちてしまいますから。
一匹しかいないその子を大切に見守りたいです。
だから、クローンの子は基本的に欲しくないんです。
でも、大切な子が今まさに息を引き取ろうとしている時に、「細胞取っておきますか?」と突然聞かれたら「はい、お願いします」と言ってしまう可能性はゼロではないでしょう。
・子供時代から犬や猫と暮らしてきた50代女性がどの子もいなくなって感じることも一緒にいかがですか?
警察犬、盲導犬、麻薬捜査犬など優秀な犬のクローンは作りたいというのは理解はできる
警察犬とか盲導犬とか麻薬捜査犬など、すごく人間にとって役に立つ犬はクローンで作りたいというのは理解できます。
以前、最後の最後で盲導犬のテストに落ちて盲導犬になれなかったラブラドールを引き取って、仲良く一緒に暮らしていた方のブログをみたことがあります。
その子は、ご飯を食べる時にう~う~唸るなどの癖があったとかなんとかで、それさえなければ盲導犬になれたとかなんとかそういう感じだったと思います。
そして、その癖は治らないままだけど、それさえなければペット犬としてはとてもよいラブラドールだとか書いていたような気がします。
その後、盲導犬の訓練関係の記事を読んだりすると、やはり盲導犬になれる犬を作るのはなかなか大変のようです。
元々の素質、つまり遺伝が物を言うのでしょうかね……。
とにかく、盲導犬1匹育て上げる様々な面での大変さを考えると、盲導犬になれた犬のクローンを作ったほうが効率がよさそうだ、というのはわかる気もします。
札幌には盲導犬訓練センターがあります。
私自身訓練中の盲導犬候補生を何度も見たことがあります。
盲導犬候補犬のハーネスに「訓練中」とかいう大きな札がかかっているんですよ。
そして、黒いサングラスをして杖を突いた指導員みたいな方を誘導するような訓練をしていたのでしょうね。
そして私は子供の頃から犬がいる家で育ってきました。
犬も個性があることはよくわかっています。
当然、盲導犬に向かない子のほうが多いであろうというのもわかります。
そういう場合は、クローンでの新しい生命の誕生も否定はできないと思ってしまいます。
・0才の犬や猫を飼い始めることができる年齢は?古い記事ですが、ぱぴが慢性腎不全だと分かったばかりの時に書いた記事です。その後、自分の考え方の変化が自分でもわかるように、あまり手を加えていません。よろしければどうぞ!
最後に……
ぱぴが旅立って10か月以上経ちました。
私自身は表面上、普通に生活しています。
友人とご飯を食べたりすることもできてきました。
ぱぴがいた時は、いつも仕事が終わった途端にできるだけ早く帰宅していましたからね。
だけど、ぱぴのことを思い出さない日はありません。
いつも「ぱぴ、寝てるかな?起きているかな?フード、少しは食べたかな?お水飲んだかな?」と思いながら、家路を急いでいました。
今は「もう待っていてくれないんだよね……」と思うと、ちょっと足取りが重くなります。
寄り道をしてしまうこともあります。
ぱぴにまた触れたいと思っています。
たった一匹のぱぴ。
そして、たった一匹だからこそ、クローンは私はご遠慮したいと思います。
今日のぱぴの写真は2014年1月30日の写真ということで、今から6年前の写真ですね。
ぱぴが16歳と4か月の障害の中で最も太っていた時期です。
では最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。