「私は孤独死決定だし~!」と、夜の札幌の地下街を一緒に歩いてる女性が突然つぶやきました。
何の話題からそういう言葉が出てきたのか全く覚えていないのです。
きっと、さほど重要な話しはしていなかったのでしょう。
結構インパクトのあるセリフのような感じがしますが、不思議と違和感は感じませんでした。
それは、彼女と私が似たような年齢で、似たような立場だからでしょう。
その言葉の後、「私もだよ」とさりげなく、私もつぶやくように言いました。
孤独死という言葉最近よく聞いたり目にするようになりました。
ではここでは、50代前半の、故元夫は11歳年上で、子供なしバツイチ女性の私の視線で、孤独死とその理想について語りたいと思います。
結婚の話題が出た直後、私は孤独死を強烈にイメージした
最近、YouTubeなどを見ていると、かなり若い人でも孤独死をイメージしている人が多いことを知り、かなり驚いています。
でも、彼ら彼女らの状況考えると、それは仕方がないのかなという感じもします。
ただ、50代女性としてひとつ言わせてもらうと、20代とか30代なんて、まだ若いのだから、考え方を変えればもう少し幸せになれるのではないかとも思いますけれどもね。
従来の結婚のイメージを変えれば、結婚くらいは余裕でできるでしょう。
結婚をして、一緒に暮らして、生活にかかるコストを減らせば、新たな可能性を見出せるかもしれないのに……と思うと、すごく残念です。
ちなみに、私が結婚したのは33歳でした。
32歳の時に11歳年上の故元夫から結婚の話があったということです。
結婚の話しはとんとん拍子に進みました。
人生の大きな別れ道だよね
そして、ハッピーなはずなのに、その時初めて孤独死を強烈にイメージしました。
ちなみに、その当時は孤独死なんていう言葉を聞いたことありませんでした。
しかし、結婚したばっかりの時は子供を産むかもしれないということもあったので、ものすごく強く孤独死をイメージしたわけではありませんでした。
ところが、ここでは明言を避けたい色々な状況から判断し、はやいうちに子供は持たないことに決めた私は、それ以降はずっと孤独死のイメージを持ったまま生きることになりました。
ここも大きな別れ道だよね
孤独死という言葉が悪い!一人で死ぬのは嫌ではない
孤独死という言葉、どうにかなりませんかね?
この言葉、いいイメージがないですよね。
一人で死ぬ人全員が孤独感に苛まれて死ぬのでしょうか?
そんなことはないと思います。
孤独感を上手に手懐けてる人なんてたくさんいると思います。
手懐けるというか、受け入れるしかないから受け入れている人もいるでしょうね……
現段階では自分は孤独死はありえない、と思っている人もいるんじゃないかな?
現在一人暮らしの私、好きな洋画を見たり、好きな音楽を聴いたりして心地よい時間を過ごしている夜もあります。
そんな夜を過ごしている時、このまま眠ってしまって、目が覚めなかったとしても不幸ではないと思う時が多々あります。
孤独死の恐怖は断末魔の痛みに一人で耐えなければならないことかも
私などこのまま生きていくと、孤独死をする確率がすごく高いでしょう。
そんな私が思うに、苦しまず、寝ている間にいつのまにか生涯を閉じることがでできるのであれば、かなり幸せだと思います。
しかし、問題は、断末魔の痛みに長時間一人で耐え苦しんで、しかもなかなか死ねない場合です。
これは心身ともにかなり自分を苦しめるでしょう。
私は痛みには強くありません。
痛みには弱いです。
以前、ある病気をして病院に治療に通った時に「こんな痛みを味わうぐらいだったら、死んだ方がマシ」と故元夫に言ったことがあります。
自分の口からあんなセリフが出るとは、自分でも驚きました。
間違いなく、私は痛みには弱いです。
歯医者に行っても、一人で思い出していた痛いと叫んでいます。
子供でも静かに治療を受けているのに、私はダメです。
痛みは恐怖です。
それで思うのですが、痛みというのは、一時的にかもしれませんが、人格を少し変えるかもしれませんね。
それだけ、痛みというのはやはり切ないものだとは思います。
孤独死といってもその状態は結構違う
あなたの孤独死のイメージはどういうものでしょう?
耐えられないようなイメージですか?
孤独死といっても、そこに至るまでの状態はかなり差があるのではないでしょうか。
突然死ですぐに発見されるパターンが一番幸福な孤独死だと思いますが、いかがでしょうか。
突然死ですぐに発見されれば、自分は苦しむ時間が少ないか、あるいはないでしょう。
そしてすぐに発見されれば、周囲にかけてしまう迷惑も少なくて済むでしょう。
ただ、やはり一人で闘病生活をしながら、痛みと孤独に耐えて亡くなる方もいらっしゃるようです。
そして、近所付き合いもないせいで、亡くなってからの発見が遅れるという方もいらっしゃるようですね。
ニュースとして見たり聞いたりするのはそういう方が多いです。
それが、孤独死のイメージをより暗いものにしているのではないでしょうか。
私などは、好きなことをしていて幸せな時間を過ごしているひとりぼっちの時間は、このまま死んでも全然孤独じゃないのに、と思ってしまいます。
そして、そういう方だってたくさんいるはずです、
その人の環境にもよるんでしょうね。
だって、どう考えたって、自分はこのままだと孤独死になってしまうだろうと思える人もいるだろうから……。
でも、時間があれば、自分に関することは変えることができることもあるんじゃね?
そういうことって、なるべく若いうちに自分から動き出すことだよね!
あとがき
これからは孤独死をする人が増えていっても、不思議ではないことです、
それは仕方のないことと言えるでしょう。
しかし、孤独死ができるだけ苦しくて辛いだけの死に方にはならないように、社会の制度を整えていく必要があるでしょう。
また、一人で生活している人が亡くなった場合、少しでも早く気がついてもらえる何らかのシステムが発達していけばいいのにと思います。
令和元年5月3日現在、50代前半女性の私のようにこのままですと孤独死をする可能性がかなり高い人間は、自分でできる範囲で、今の自分の状況を改善できる方法を考え、そして実践していくべきなんでしょうね。
人のことまではできなくても、それぞれができることを頑張っていけば、結局底上げにはなると思いますから。
最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございます。