結婚式の招待状が届いたのは2か月くらい前だったでしょうか。
会場は札幌市中央区双子山4丁目にある「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」。
そろそろだろうと思っていたところでした。
「喜んで出席いたします」と返信しました。
私は花嫁の母親の従妹という関係です。
かつ、私の結婚式の時にこの花嫁にフラワーガールをしてもらったというとても懐かしい思い出があります。
しかし、フラワーガールをしてもらっていなくても、多分招待はされたでしょう。
私の父、母、義理の弟、妹、妹の子(1歳と10カ月)も招待され、全員出席しましたから。
この記事はこれから札幌で結婚しようと思っている人や、その関係者に少しでも参考になれば、ということで「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」での挙式とその後のパーティーについてを記事にしました。
自然景観に見事にマッチしている
私の周囲では皆、初めて行く結婚式場でした。
とはいっても、この時代ですから運転する人はしっかりとナビを設定していて、だいたい家からは車で20分くらいで到着することはわかっていました。
それで、何となく非日常のイベントに心躍らせながら、そして初めて行く所への景色を楽しみながらの「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」に向けての一族総出のドライブとなりました。
そして、「そろそろ見えてくるはず」と思って注意深く建物を見ていると、それらしき白い建物を発見!
ものすごく景観にマッチしている建物です。
大きな看板とかは出ていなかった(と思う)ので、「あれ、これカフェかな?」と私などは思ってしまいました。
で、ナビを設定していたにもかかわらず通り過ぎようとしていたところ、私が「これ、違うよね?」と言ってみたら「あ、これだわ!曲がろう!」と妹が言いました。
何とかぎりぎりで何とか左折できたので入ってみたら、その通りでした。
「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」に到着です!
私たちは到着がはやかったので、他の人達の車がまだ入ってきていなかったこともあり、気が付きにくかった感じでした。
でも、あのくらい自然経験にマッチしている結婚式場というのは、私はとても好きです。
「ジャルダン・ドゥ・ボヌール」は外からみた第一印象はこじんまりしている感じでした。
入り口から入って右側に下に降りる階段と待合室
入口から入ると、中は外から見た感じよりも広い感じがしました。
丘陵地域であることをうまく利用しているのが魅力的です。
天井がすごく高く見えるのですが、それは入り口から入って、少し先に下に降りる階段があり、その階段の先は壁一面がガラスになっているのが見えていたからだと思います。
要するに、視線が真横には行かないので、床面積がわかりにくい感じになっています。
そのせいで、とても広く見えたのだと思います。
外から見てあの小さめの建物が、中に入ると入るとびっくりするほど広々しているという感じでした。
で、入り口を入ってすぐに右手にレセプションがあったので、そこで名前を言って会費を支払いました。
その後、私たちは式が始まるまで出席者が自由に過ごせるお部屋に案内されます。
ただ、そんなにたくさんソファーはなかったです。
よって、遅く来た新郎新婦のたくさんの若い友人などは立っている人が多かったです。
それでも、この日は北海道札幌市の9月末の気候としては少し暖かめでしたから、このバルコニーに出てウエルカムドリンクを飲んでいる方も結構いたようです。
ちょっと欲張りなお話しになってしまいますが、ウエルカムドリンクはおかわりができたのがうれしかったです。
私が1杯目にいただいたのは「サムシングブルー」
花嫁がこっそりと身に着けておくといいと言われる水色のカクテルなんですね。
ちなみに、私自身を花嫁になった大昔にはウエディングドレスの下に水色のランジェリーを付けました。
そして、結婚指輪の内側にブルーの石を埋め込んでもらいました。
当時はそういう結婚指輪が流行っていました。
そんなことを思い出しながら、サムシングブルーをいただきました。
とてもおいしい酸味のあるジュースだと思ってごくごくいただいてしまいました。
しかし、このサムシングドリンクにはアルコールが入っていたようです。
全く気が付きませんでした。
階段で集合写真
前の小見出しの所から順に読んでいただいている方はよりイメージがしやすいと思いますが、1階の入り口から入ると右側に下に降りる階段が見えます。
その階段の先はこの上の写真のようになっています。
そして、この写真の左側に大きなパーティー会場があります。
で、この階段を利用して、プロのカメラマンが大勢の集合写真を撮ってくれました。
撮った写真の枚数はものすごく多かったです。
プロがいいカメラであれだけたくさん撮れば、絶対にいい写真があるだろうと思いました。
というか、あんなにたくさん写真を撮ってくれるというのはうれしいですね。
式は家族だけでなく友人も全員入れる!
一昔前まで、結婚式というのは親族とか本当に近しい人だけが参列できるものだったのではないでしょうか。
それが、今回は式と披露宴がひとセットになっていました。
つまり出席する人は結婚式から出席することになっていました。
やっぱり結婚式のほうが見ごたえがありますからね。
教会式ならば、バージンロードを父親に手を引かれてベールで顔を隠した花嫁が歩いてくる姿を見ると、それだけで胸が熱くなります。
神前式なら、三三九度は印象的です。
私は教会式でやったのですが、三三九度もやってみたかったですね……。
バージンロードを歩く前の微笑ましい演出!
教会式の場合、花嫁の入場の時には父親と一緒に並んで扉が開き、そこから新郎が待っている所までヴァージョンロードをふたりで歩いていくというのがバターンだと思います。
しかし、この式では花嫁入場の時、扉が開いた瞬間に見えたのはベールを前に下げていないぼっちの花嫁でした。
いきなり扉が開いて、ぼっちの花嫁にスポットタイトが当たりました。
「え?お父さんとヴァージンロード歩かないの?」と多くの人は思ったでしょう。
実は花嫁の父親が式場内にいることは多分多くの人が気が付いていたと思います。
それで、「不思議な式だ……」と思っていた人が多かったのではないでしょうか。
すると、なんと、まず花嫁の両親が並んで花嫁を迎え、母親が花嫁のベールを下ろしてあげるというおもしろい演出がありました。
そして、その後、普通にヴェールを下げた花嫁とお父さんがヴァージンロードを歩いていきました。
ヴァージンロードはそんなに長くなかったです。
でも、母親にベールを下げてもらうという演出はとてもよかったです。
普通、結婚式では花嫁の母親の出番というのがなかなかないので、というか、私たちの時代ではなかったので、これはなかなか印象的でした。
ちなみに、この花嫁の父親も母親も私よりも年下です。
披露宴は生バンドが入っていた
お料理の出てき始めて、お酒もどんどん注いでもらえて、皆がリラックスしている頃には生バンドが演奏をしてくれていました。
演奏してくれた曲は主にリクエストをした曲ばかりだと思います。
各テーブルにリクエストしてOKの曲のリストがありました。
私はそれを見て、福山雅治さんの「家族になろうよ」をリクエストしました。(笑)
本当はサザンオールスターズの「いとしのエリー」をリクエストしたかったのですが、花嫁さんはまだ20代前半です。
だから、新しめの曲にしました。
そうしたら、突然花嫁の友人代表が「いとしのエリー」をリクエストして、なんと自分で歌い始めたではありませんか。
良い曲は若い人にもしっかりと受け入れられているのですね。
さすがに自分で突然唄うくらいの男子ですから、いい声でした。
お料理はおいしくパンをおかわりできるのがうれしかった
お料理はとっても凝っていた気がします。
見たことがないお料理ばかりでした。
小さく切られた白くないパンがひとりずつ配られたのですが、これがお口直しになるだけでなく、なんだかとてもおいしかったです。
このパンに関する説明はなかったと思います。
そして、肝心のお料理ですが、選択できるメニューが何品かありました。
メインデッシュは肉と魚から選択
メインデッシュは肉にするか魚にするかを選択できました。
しかし、メインディッシュに関しては式のかなり前に選択させられていました。
私たちのテーブルは私の両親と、私、妹夫婦とその2歳の子の6人で囲みましたが、父だけが魚料理で、他は肉料理でした。
そして、2歳の姪はお子様用ディナーでした。
肉料理
肉料理は料理の仕方が2種類ありまして、それは当日選択できました。
が、私の前に置かれたお料理の写真しか撮れませんでした。
ソースがたっぷりで、そのたっぷりのソースに合った噛み心地でした。
つまり、お口の中でソースを堪能できるお肉であり、お肉自身の味もじっくりと味わえるお肉という表現で伝わるでしょうか?
魚料理
魚料理は味見をさせてもらわなかったので、私は味はわかりませんが、魚がとてもおしゃれなお料理になっていますね。
淡白な魚をソースでいただく、という感じでしょうか?
「古代米のうどん」が美味
この古代米のうどんだけがすごく和風だったので、ソースの多いお料理の中では新鮮に感じました。
このうどんは私のテーブルではみんな「すごいオイシイ!」と言って、ペロッといただいてしまいました。
よく冷えていて、さっぱりとしていて、もう少しいただきたいという感じでした。
古代米でできたうどんというのは聞くのも見るのもいただくのも初めてでしたから、すごく強く印象に残っています。
見た目はうどんというよりも太めのお蕎麦という感じで、味は蕎麦とうどんの中間くらいではないかと私は感じました。
とてもおいしかったです。
このお料理の時だけ日本酒がほしいかな……と思ったりしました。
が、日本酒があったかどうか記憶にありません。
ただ、お酒の種類がとても多かったことは覚えています。
姪のお子様用ディナーは3,000円
お子様ランチの写真を撮り忘れてしまいましたが、姪がとてもおいしそうにぱくぱくぱくぱく食べていました。
で、妹に「食欲がずいぶん出るようになったんだね。前は食べなかったのにね」と言ったら、「この子、こんなにたくさんおいしそうに食べたの見たの初めて!」と言っていました。
その理由として、多分、味がしっかりめに付いたお子様用ディナーだからのようです。
ちなみに、私たち北海道生まれは基本的に濃い味が好きだと言われているようです。
しかし、妹も私も年をとって超ヘルシー嗜好になったせいか、かなり薄味の料理で満足するようになっています。
それで、妹は「こんなに味がしっかりとついた食べ物はまだ食べさせたことがなかった。
でも、きっと保育園でもこのくらい味がついた給食が出ているんだろうね」と言っていました。
ちなみに、私たちはもっと濃い味の食事を食べて育ってきたと思います。
が、妹は40歳で初産をしたママということで、ちょっと余計な知識が充分に身についてしまっていて、必要以上に神経質なのでしょうね。
ただ、もしも薄味がよければ、3000円お支払いするのですから「お子様用の食事は薄味で」と特別にオーダーをしてみてもいいと思いますね。
姪のお子様ディナーに出ていたマカロニのミートソースはマカロニがとても柔く茹でてあったようで、2歳にならない子供がパクパクパクパク、ものすごくおいしそうに食べていました。
暗くなり始める頃には外がライトアップ
この写真を撮った時は午後5時前でした。
披露宴というか、パーティが始まる前に撮った写真で、まだ薄暗くなり始めてからそんなに時間が経っていません。
もっと真っ暗になってから写真を写すとよかったのですが、真っ暗になった時はお料理をモクモクと食べて、おいしいお酒を飲んでいたので、写真を撮りに歩くのを忘れてしまいました。
時々、チラチラとそのライトアップされた幻想的な光景を見てはいたのですが、私はこのベランダ側からは遠い席でした。
ですから、写真を撮りに行こうという気にはならなかったというのもあります。
いつの間にか外のライトアップが消えていた
ふと壁一面のベランダを見てみると、墨をこぼしたみたいに真っ暗になっていました。
とてもキレイで幻想的だったので残念な気がしました。
「なんで消しちゃったんだろう?まさか節約?それとも周辺住宅への配慮なの?」なんて思っていました。
その分、テーブルセッティングやお料理に目が行く感じになっていました。
そして、この外が暗く、会場内部に目が行くような感じにさせられていたのにはワケがあったのです。
そのワケとは?
お色直しをした新郎新婦は外から入ってきた
イルミネーションが消えたワケはここにあったのです。
真っ暗な外から、強い光を浴びてお色直しをした新郎新婦が会場に向かって歩いてきました。
花嫁の衣装が真紅でしたので、夜の暗がりの中でとてもよく映えました。
とても印象的な美しいシーンでした。
このお色直しをした時点で、何となく既に夫婦という感じに見えたのが不思議でした。
実際にこのカップルは既に入籍もしていて、一緒に住んでもいましたが、お色直しをした時に本当にみんなに認められた夫婦になったという感じに私には見えました。
札幌の場合、これが冬だったら同じように外から入ってくるなんていう演出はあるのだろうかと思って気になってしまいました。
真っ白な雪景色を背景にした新郎新婦も素敵でしょうね。
スタッフに子供の扱いが慣れている人が多かった感じ
私の妹は40歳の初産で長女を出産。
その子は未熟児ではありましたが、もうすぐ2歳になります。
今回の結婚式では一番年の若い出席者だったと思います。
写真をたくさん撮ってもらえた
ですから、式場のカメラマンさんに写真をものすごくたくさん撮ってもらっていました。
普段の様子をさりげなくカメラマンさんが拾って写真を撮ってくれていて、それを式の最後にみんなに見せてくれる「式の総集編のビデオで見せてもらえました。
2歳の子供のドアップというのはなんてかわいいのでしょう!
自分の姪ながら「この子、一番たくさん写真撮ってもらってる!」と思ってしまいました。
子供に声をかけたり笑いかける人が多かったしおもちゃもあった
子供用のおもちゃがけっこうあって、姪が気に入って遊んでくれたので、ぐずらないで過ごせてよかったです。
2歳の子供にとって結婚式の間じっとしているなんていうことは無理ですよね?
で、姪の母である私の妹とその夫である義理の弟は交代で式の間子守りをしていましたが、なんとか泣かずに済みました。
これはポイント高いのではないでしょうか。
あとがき
での結婚式に出席した時の様子などをからめながらご紹介しました。
この記事がこれから札幌で結婚をするカップルやその周囲の人に少しでも役に立てればうれしく思います。
是非、ステキな思い出を作ってください。
そう願って記事を書いてみました。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。