シングル50代女性なら欲しいはず!のマンションは買いたくない理由
年末が近くなったらやっぱり頭に浮かぶのは「年末ジャンボ宝くじ」?
そして宝くじで大金をゲットしたら、賃貸暮らしのシングルの50代女性の場合は、まずはマンション購入ですよね!?
決まりでしょ?
まずは住むところを確保しちゃえば安心なんだから!
……、なんて思っていますか?
私も全く思わないわけではないのですが、以前ほど強く思うことはないです。
その理由をお話しします。
マンションというマイホームを持つと常にそれに縛られる
マイホーム、といっても、50代前半女性の私の場合、1軒屋に対する憧れは皆無です。
それは私が札幌暮らしだからです。
札幌の冬の雪の多さはシニアになると悩みの種になってしまいます。
まだ若ければ、体力にもお金にも余裕があり、
雪かきは
- 運動不足解消になっていい
- ご近所さんとちょっとした交流のシーンになる
- 除雪が億劫に感じるようになったら除雪サービスに頼んでしまえばいい
なんて思って、そんなに負担に感じないかもしれません。
しかし、年々、年を取るごとに、除雪は負担になってくるのが普通です。
だから、シングルの私の場合、1軒屋には魅力を感じません。
マイホームというと、頭に浮かぶのはマンションです。
私だけではなく、宝くじに当たったとしたら、まずは住む場所ということで、いい感じのシングル、あるいはディンクス用のマンションを購入してしまいたいと思っている独女は多いと思います。
買ってしまえば、あとは維持費を払えば死ぬまで安心して住めると思うのでしょう。
ただし、そう思ってしまうのは、その維持費が結構大きく、そしていつまでも続き、更には自分の都合でその金額を減らせないということをよく知らないからではないでしょうか。
私の親の世代を見ても、周囲の一軒家を購入した家族持ちを見ても、ある程度の年齢になったらマイホームの修繕にはそんなにお金をかけていないパターンが多いです。
つまり、収入や状況に応じて、大きくお金のかかる住まいにかかるお金をコントロールして、節約しているわけです。
でも、マンションを買ってしまうと、自分だけ修繕費などの費用を拒否するわけにはいかず、それがシニアの生活を縛り、更には苦しくしてしまうということは大いにあるでしょう。
それでもいいのでしょうか?
最近の私はそれを考えると、マンション購入もじっくりと考えたほうがいいと感じるようになってきています。
修繕費とか管理費とかそういうモノが払えなくなったらどうしよう……とか考えてしまうと不安材料になります。
どこかかしら気に入らなくて引越ししたくなるかもしれない
マイホームは注文住宅を購入しても、住んでいるうちに気に入らない部分は出てくると聞いたことがあります。
また、最初は気に入っていても、ライフスタイルが変わると、それまで大切に思っていたことがそんなに大切ではなくなるということもあるでしょう。
人が変化する
更には、自分、そして自分のファミリーも変化しますが、周囲の人も変化します。
つまり、マンションを購入しても、長く住んでいるとやはり住人には変化が出てくるようです。
子供は成長します。
大人は……より大人になります。
そう、皆、老化してゆくわけです。
ですから、分譲住宅であっても、結構人の入れ替わりはあると聞きます。
実際は一軒家でも近所の人の顔触れは変わりますからね。
それで、なんとなく、自分も違和感を感じるようになり、最初のころ感じていた心地よさは感じなくなる、という残念な現象もあるかもしれません。
結局それが原因となって、引っ越しをしたくなることもあるかもしれません。
でも、マンションを購入してしまえば、そう簡単に引越しはできません。
そこをどう考えるか、どうするかが気になるところです。
環境が変化する
長く住んでいると、環境が変ってしまうこともあるでしょう。
高層マンションとか障害物が建つかも?
自分のマンションの窓から見える位置に、邪魔な高層マンションが建ってしまうかもしれません。
そうなると、高層階を購入したのに、窓のカーテンを開けたままでステキは景色を楽しめなくなることもあるでしょう。
超がっかり!ですね。
過疎化してしまうかも?
逆に、過疎化してしまうこともあるでしょう。
今後十年間のうちにもっと便利になるとか言われて購入したのに、自分が買ったマンションの周囲の開発は進まなかったということもあるかもしれません。
こういうことはまだ発展していない土地の場合はありえるようですね。
静かな生活がしたかったわけではないのに、静かな生活をする羽目になってしまったということが満足できない人もいても不思議ではありません。
我慢して静かな生活、そして不便な生活に身を置きますか?
他に住みたい場所が見つかるかもしれない
家族を持っている人と違い、シングルの人の場合、一か所に定住しなくても生活ができるという人も結構いるはずです。
ノマド生活をしているうちに定住したい土地が見つかるかもしれない
ネットビジネスをしている人はもちろんですが、更に、あちこちで稼ぎながら寮生活などをしている人なども、気に入った土地が見つかればそこに住んでみたいと思うこともあるかもしれません。
実際に、私はそういう人を見たことがあります。
とても楽しそうです。
いわゆる縛りのない人達なのでしょうけれど、そういう人生を送っている人もいます。
そして、そういう人は下手にマンションなどを持っていると、精神的にも経済的にも負担になることが多いと思います。
すぐに売ってしまえばいいと思っているかもしれませんが、悲しいことにそう簡単に売れないかもしれません。
また、自分が思っているよりもかなり安く売らないといけないかもしれません。
それで、自分もまた他の所に住むために賃貸料金を支払っていくというのは厳しいのではないでしょうか。
「自分みたいな風来坊はマンションなんて買うべきではなかった……」などと思ってしまうことも無きにしも非ず……?
いかがでしょうか。
新たな出逢いでマイホームが不要になるかもしれない
50代の女性ですと出逢いのチャンスが皆無ということもないのでは?
出逢いたいと思って行動していれば、出逢うこともあるのではないでしょうか。
こればかりはかなりその女性によって考え方が違うと思います。
また、考え方だけでなく、それぞれの状況も違うでしょう。
だけど、シニアの生活をひとりでポツンと送っていくよりも、残りの人生をシェアしてくれる人がいたほうがいいというのは間違った考え方だとは思えません。
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ちなみに、いわゆるカップル同士だけの出逢いではなく、友人関係で一緒に生活をシェアしていくということも、選択肢の中にはあるのではないでしょうか。
こういうのは若い人たちのほうが取り入れていますが、シニアもお互いに助け合うためにシェアハウスのようなシステムがあってもよいと思います。
ちなみに、実際にそういうシニアのシェアハウスがあるという記事も読んだことがあります。
そういう出逢いを期待する人も、自分のマンションなどは持っていないほうが面倒な思いとか、損はしなくていいかもしれません。
マンションがが本当にお得なのかどうかわからない
マンションだけでなく、マイホームを所有することがお得が損かということは、よく議論になっていますね。
そして、答えは2つに見事に分かれているのが興味深いです。
つまりマイホームを持つほうが経済的にお得だと考えている人と、損だと考えている人がいるということです。
こればかりはその人の住まいの購入の仕方から、メンテナンスの仕方、そして、質の高い住宅を購入する運不運などに大きく左右されることだと感じます。
ですから、素人考えではありますが、シンプルな答えはなさそうな気がします。
簡単に比べられないようなことだしね~
それに、きっと、みんな、自分の選択が失敗だったなんて思いたくないんじゃないかな……
特にひとり用のマンションの場合、次に購入する人もシングルになると思うので、かなり限定されてしまいそうです。
更に、これからは住宅が余ってくる時代ともいわれていますから、物件によっては買い手が全然つかないということもありえるでしょう。
もちろん、貸すこともできますが、これも住む人はシングルでしょうから、立地条件やお部屋の状況によっては借り手を見つけるのが簡単ではないかもしれません。
また、シングル用の物件の場合、賃貸にすると、出入りの激しい物件になってしまうかもしれません。
そうなると、長い目で見た場合、損をするのか得をするのかは単純には想像ができなそうな気がします。
私個人のまとめ
以前は宝くじでお金が当たったりしてリッチになってしまったら、独女の場合は安いマンションを購入してしまうのがいいと確信していました。
しかし、今ははっきりとそうは思っていません。
もちろん、たくさんたくさん、あり余るほど資産を持っていて、更に、自分がたっぷりの資産を産み出していける確信があれば別の考え方をするかもしれません。
ではどうするか?
宝くじが当たってから考えたいと思います。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。