50歳独身女性が「ねんきん定期便」メールを見ながら70歳定年をイメージしてみると
3月1日日曜日の9時50分に「ねんきんネット」電子版「ねんきん定期便」のお知らせというメールが届いていました。
そう、3月は私の誕生月です。
去年までは3月で圧着はがきで届いていた「ねんきん定期便」。
今回からはメールで送ってもらうことにしていました。
そのメールを見ながら、50代前半ばついちおばさんの私が70歳定年について感じていることを語ってみたいと思います。
なお、立場や状況や性格が全然違えば、全く違った考え方をして当然です。
これはあくまでも私の考え方です。
理屈としては心身ともに元気で働ける状況ならば70歳まで働いた方がいい
この考え方は普通の考え方でしょうけれど、心身ともに健康で働ける状況にあるならば、70歳まででなくてもいいので、できるだけ長く働くといいと思います。
理由は……、
- 年金だけでは足りないであろう生活費を補うため
- 生き甲斐を持つため
- 何もしないのももったいないため
のような感じでしょうか?
長生きをしてしまう場合、多くの方が年金だけでは足りなくなるでしょう。
ですから、70歳まで働かせてくれるのであれば、働けるのであれば働いておいた方が理屈としてはよいと思います。
ええ、理屈としてはね。
しかしながら、70歳になったことのない自分に70歳の自分の事なんてわからないですよね?
70歳まで働くというのは、多分、想像しているよりも大変なのではないでしょうか。
実際にはできる人は少ないのではないかと私は感じます。
ではなぜ実際に働き続けられる人が少ないのではないかと感じるかというと……
70歳までの安定した健康維持がわりと難しいと感じている
人生100年時代とは言われますが、100歳まで元気でいられるのでしょうか?
ボケないのでしょうか?
ボケが治るくらいに医学が発達するのでしょうか?
健康寿命も延びていくのでしょうか?
私の両親を含め周囲を見直していくと、60歳前後から病気をし始め、手術をしたり長期にわたって通院しながら、70歳代を過ごしている人が多い気がします。
70歳に達するまで、体に一度もメスが入らず、臓器のひとつも失わず、若い時と同じように元気いっぱいという人のほうが少ない気がします。
どこか持病を抱えながらも、その持病とうまく付き合いながら生活している方が多いのではないでしょうか?
元気には見えます。
実際に普段は元気かもしれません。
が、混んだ車に乗って毎日通勤し、8時間働くというのはどうなんでしょうか?
50代前半の私は、今でもラッシュ時の地下鉄などに乗ると、心の底からうんざりします。
ちなみに、私は70歳まで働きたいと思ったことはかつて一度も、一秒たりともありません。
仕事をしていても能力不足でお荷物になることも考えられる
悲しいことですが、年を取ってたくさんのことを知って、たくさんのことをこなせるようになっている……というのが理想ではあります。
しかしながら、体力的にも能力的にも、かなり衰えが目立ってくる時期も出てきてしまうのではないでしょうか。
ちなみに、現在の私、50歳を過ぎ、とても老眼が進んでしまったことにより、集中力がなくなってきています。
集中力がなくなっているというよりも、根気がなくなっていて、かなり疲れやすくなり、イライラして投げ出すことが増えてきました。
年齢的に更年期、というのもあるのかもしれません。
とにかく、50代前半女性の私の場合、割とすぐにイライラして、嫌なものは徹底的にいやになる度合いが上がってしまっています。
女性ホルモンがなくなった影響でしょうかね……。
だけど、どんな理由にしろ、できなくてはいけない事ができなくなったり、若い人に後れを取りすぎるようになってきたらどうでしょう?
辛くないでしょうか?
お荷物になってしまっているのを感じると、私であれば、そこに居続けるのはちょっとしんどいです。
でも、こういうことに悩まないで70歳まで働ける状況にあるのならば、働き続けるのは尊敬に値すべきことだと思います。
是非とも頑張っていただきたいです。
1社にこだわらず繋ぎ繋ぎで働いていくのもいいのではないかと思う
60歳とか65歳で定年して、その後何らかの方法で70歳まで働こうと思っても、うまくいかない事もあると思います。
かなりしんどい思いをするようなことも発生するかもしれません。
それなのに、そこで数年辛抱するというのは辛すぎる気がします。
人生100年時代といっても、私やあなたが絶対に100歳まで生きられるとは限りませんからね。
人生の晩年に、そんな辛抱ばかりの生活を送ることは私は避けたいです。
でも、お金は欲しいとか、時々は働いてもいいと思っている場合は、短期の仕事ができる状態にしておけばいいのではないかと思います。
例えば……、
派遣会社を利用して短期の仕事を都度紹介してもらう
これから先、どうなるかわかりませんが、60代になれば、短期の派遣での仕事ができるようになります。
ちなみに、60歳になるまでは「日雇い派遣の原則禁止」という派遣法のせいで、50代の私ですと、30日以内の派遣の仕事は受けられないのです。
でも、60歳になれば、よっぽどの高収入にでもならない限り、「日雇い派遣の原則禁止」の縛りから外れます。
すると、短期の仕事ができるようになります。
短期の仕事であれば、嫌な仕事や合わない仕事でも、期限が区切られているので我慢もしやすいです。
私の場合、60歳を超えて外で働くのであれば、派遣を上手に利用してみるのもよいのではないかと思っています。
ただし、私が60歳を超えるまでにはまだ時間がかなりありますので、法律なども変化するかもしれません。
その時はその時で、最善の方法を考えるましょう。
ただし、繋ぎ繋ぎの仕事ですと、仕事と仕事の合間がすごく開いてしまう可能性が高いでしょう。
ある程度の給料を得るためには、働き方を工夫する必要はありそうです。
二人一組などのチームを作って働ければいいかも
これは私の今のところの願望です。
それはですが、同じような立場、仕事ができる人とチームを作って働らく、という方法があればいいかも、と思ってしまうのです。
これは私が常日頃感じていることなんですが、ある程度の年齢になったら、それなりに体調が悪い時とかもあると思います。
そういう時には自分の代わりに仕事をしてくれる仲間とか身内がピンチヒッターとして出勤できるようなシステムがあれば便利だと感じています。
私が仕事に行けない時は、代理人を出勤させることができれば助かるように思います。
職場には迷惑かけないし、無理しないで仕事を続けられそうでいいですよね♪
あとがき
私の現在の視点で70歳定年について考えると、実際に働く立場になれば、色々な面でかなりきついのではないかと思えるんです。
年齢が上がってからの体調は、個人差が大きいと感じます。
そして、この記事は、私自身が仕事に生き甲斐を感じてはいないけれど、働いていかなければならないばついちの50代前半女性であるということが前提となっています。
色々な考え方があっていいと思います。
ただ、健康状態と経済状態と性格が大きく物をいうトピックでしょう。
今回こういう記事を書いたのは、メールで送られてきたねんきんネットに、70歳まで年金の受給を遅らせると最大で42%増になると書いてあったのを見たのがきっかけになりました。
70歳までね……。
……の部分は想像にお任せします。
さて、いつまで働くことになりますかね?
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。