愛犬ぱぴが迎えられなかった17回目の誕生日をぼっちで迎えて思うこと
今年から私の中の11月の主役が見える所にはいなくなりました。
そう、2019年3月7日に旅立ったトイプーぱぴは11月生まれ。
16回、この日を一緒に祝ってきました。
そして、17回目以降はもう一緒に側で楽しむことはできなくなりました。
実は昨年、ぱぴの17回目の誕生日はないかもとは思っていた!
去年は犬用ケーキを購入して来て、それを一緒に食べました。
動画も撮り、アップしました。
あの時、ぱぴの状態を見て、「来年は難しいかもしれない」と思っていました。
その理由として
- 慢性腎不全と診断されてから既に1年半過ぎていた
- ぱぴの体重の落ち方があまりにもコンスタント過ぎた
- ぱぴの血液検査の結果が少しずつ悪くなってきはじめていた
- 既に16才を迎えてもいるのであまり苦しませたくないと思っていた
- 確実に弱ってきているのが目に見えていた
等ということがありました。
去年の誕生日には、クリスマスもお正月も元気に楽しく過ごして、春の札幌の桜の咲く中を一緒に歩くくらいまではいけるのではないかと、なんとなく思っていました。
漠然と。
根拠などないです。
願望かもしれません。
でも、桜の季節までは一緒にいてくれませんでした。
3月7日に旅立っていきました。
札幌にも桜が咲き始めた4月下旬、ゴールデンウィークの頃、ものすごく寂しく感じたことを忘れられないです。
ぱぴが闘病中においしそうに食べていたものは食べたくない毎日
ぱぴは慢性腎不全になってから、ものすごくコンスタントに痩せていきました。
もともと、トイプーの中でも小さい体格のぱぴ。
病気になってからは、だんだん骨の形を簡単に触れるようになりました。
すごく必死に食べていたのに、体重はコンスタントに減っていきました。
しかし、食事制限も多く、食事療法食のドッグフードはまずそうに、最低限しか食べてくれませんでした。
色々調べて、作ってあげたりもしました。
が、慢性腎不全の食事療法はとても難しいのです。
ドッグフードを食べてくれるのが一番いいのですが、なかなか食べてくれませんでした。
それで、どんどん痩せていくのを見るのはしんどかったです。
そんな中、あまりにもコンスタントに痩せていくぱぴをみて、時々は喜んで食べる物を食べさせてあげようと思い食べさせました。
なるべく体の負担になりにくい物を選んではいましたが、食事療法食のドッグフードが一番いいことはもちろんわかっています。
でも、時々、喜ぶものは食べさせました。
そして、それらを今、私は出来ればあまり食べたくないのです。
それらとは……
- シュークリーム
- サツマイモ
- 牛肉
- マーマレードを塗った食パン他菓子パン
- カステラ類
- プリン
- ゼリー
- ロールケーキ
- 牛肉入りのコロッケ
ぱっと思い出すものではこのくらいです。
シュークリームは最後まですごく喜んで食べてくれました。
だから、今も、ぱぴの月命日などはぱぴと先住犬のクリームの骨の前で、シュークリームを食べながら犬達の骨に話しかけたりしています。
その様子をはたから見たら、ちょっと怖いかもしれませんね。
ぱぴの命日はお家でしたいので、その後、いよいよ大地に還してあげようと思っているらしい、睦美はん……
それがいいね。先輩犬クリームちゃんと一緒にね!
ちなみに、上に挙げた食べ物はどれに私の大好物。
ですが、必死に生きていたぱぴのことに気持ちが行き過ぎるのかもしれません。
好きなはずの食べ物なのに、ちょっと食べたくない感じになります。
食べられないことはないのですが、昔のように無邪気に食べられないです。
特にシュークリームは食べたくないです。
でも、こういう感情も時間と共に薄れていくのはわかっているんです。
だから、自分の気持ちを自由に泳がせています。
ちなみに、ぱぴが病気になる前は基本的に普通のドッグフードと、犬用のおやつを食べさせていました。
ですから、人間の食べ物を食べるようになったのは、病気になってから、と言ってもいいほどだったんです。
だから、人間用の高カロリーのおやつなどを必死に食べていたぱぴを見つめていた自分の心境を思い出してしまうんです。
それが、結構、厳しい感じ。
でも、時と共に、気持ちは少しずつ変化はしていくんでしょうけれどね。
50代前半女性としてはもう犬や猫との暮らしは諦めたほうが無難だろうけれど
これからは100歳まで生きる人が増える時代になるのかもしれません。
しかし、100歳まで生きるとしたら、そこまで経済的に持ちこたえられる人はどのくらいいるのでしょうか?
そんなことをわりとまじまじと考えてしまうお年頃です。
50代前半独身女性の私の場合、現状ではもう生まれたばかりの犬や猫を飼うのは一般的に考えると無理でしょう。
5歳以上になっている犬とか猫で、癖の少ない子ならばいっしょに暮らしていけると思います。
私が考えているのはそういう子との出会いです。
ただ、どんな子であっても、最初のうちは新しい環境に慣れてもらわないといけません。
だから、しばらく動物と人間とのかなり濃い時間が必要になるはずです。
そして、一人暮らしの私の場合、その時間と手間を十分にかけてあげるというのは簡単なことではないです。
たっぷりのお金を持っていて、既にリタイヤをしているような状態ならば、話しは別ですけれどね。
そういう状態ならば、50代前半くらいであれば、子犬、子猫から面倒を見るという選択もありかもしれませんね。
私の場合は、今、新しい犬とか猫が家にくる場合は、その前に引っ越したほうがいいと思います。
ちなみに、私の住んでいる賃貸マンションはペット可。
ぱぴはきちんと写真を添えて不動産屋さんに登録してあり、そのままにしています。
けれども、人との生活というか、私との生活に慣れていない新しい犬とか猫を飼うにはちょっと狭いと思います。
トイレトレーニングからスタートするとなると、それなりのスペースも必要だもんね
というか、今すぐには無理です。
犬や猫との暮らしは普通に子育てくらい続く
ぱぴがいた時の暖かく優しい時間が流れていたこの同じ部屋で考えている今日この頃。
そして、主役のぱぴがいないぱぴの17回目の誕生日を迎え、過ぎていきました。
16回楽しんできたぱぴの誕生日の1回1回を思い出すことはもうできません。
でも、どの時も、その時その時の時間を大切にしてきたと思います。
17歳といえば、人間なら高校2年生とか3年生くらいでしょうか。
子供によっては、もうすぐ親元を離れて学校に通ったり、働き始めたりするくらいの年齢です。
最近は犬も猫も長生きをするようになってきて、20年生きる子も珍しくなくなってきているようですから、本当に子育てくらいの時間を一緒に過ごすことになるわけですね。
大きな時間です。
だからこそ、簡単に犬とか猫とかを家族に迎えにくくなってきている、という側面はあるんでしょうね。
これからは「寂しいからペットでも迎えようかな…」なんていう気持ちで簡単にペットを飼えなくなる時代になるのでしょうか。
それはそれで問題だと思いますけれどね。
犬とか猫とかと暮らしたい気持ちを数字で表すと?
今、犬とか猫とかと暮らしたい気持ちを無理に数字などで表現するとしたら……。
なんか、やたら面倒なこと考えてしまった感じ。
でも、あえて答えてみましょう。
動物たちと暮らしたい気持ちが最大限に強い場合を100としたらどうでしょうか。
「今」ということに注目して答えたら
今、この瞬間ならば、犬や猫と暮らし始めたい気持ちはどうかというと、犬40、猫60
今、北海道札幌市は雪で覆われ始めました。
新しい犬とのお散歩デビューは冬にはしたくありませんので40。
猫の場合は、今、お部屋がぐちゃぐちゃで、これ以上ぐちゃぐちゃにされるとしんどいので60。
「ここ1年前後」ということに注目して答えたら
1年前後ならば、積極的に動物と暮らすことに情熱を注いだら、結構準備ができると思います。
ですので、犬75。
猫75。
「ここ3年以内」ということに注目して答えたら
犬60。
猫80。
犬のほうがお散歩などの手間がかかりますから、飼いやすい猫のほうに軍配があがります。
犬も猫も好きだからね♪
こんな感じになります。
あとがき
ぱぴが迎えられなかった17才の誕生日をぱぴのことを思い出し、ぱぴの好きだったものを食べながら過ごしました。
でも、この記事を書き始めてからアップするまでに1週間くらいかかってしまいました。
また、犬か猫と暮らせればそれは素晴らしいでしょう。
ネックは私の年齢と健康状態、そして懐具合ということになりますか。
こればかりは想像ができないことですから、何とも言えませんね。
ちょっとさびしい気持ちですね。
とりあえず、17年ぶりに11月はいつも愛犬ぱぴの誕生日を一緒に祝えなかった気持ちを綴ってみました。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。