遠近両用コンタクトレンズ初体験から1箱使った感想
そろそろ遠近両用コンタクトレンズを使ってみようかなと思いながら、迷っている人いませんか?そういう人は少しの間、コンタクトレンズを使っていなかったかもしれませんね。
それで、ネットで遠近両用コンタクトレンズについて検索してみたけれど、すごく気に入ったとか書いている人があまり見つからなったのではないですか?
実は私がそうだったのです。2017年3月、私は50歳になりました。その2ヶ月前に遠近両用コンタクトレンズを初めて購入してみました。
ちなみに、老眼鏡というのでさえまだ使ったことがありませんでした。現在、webライターが稼業の私、パソコンを使っている時には近視用の眼鏡やコンタクトレンズで不自由しないのです。
ところが、書籍を読む時などには近視用の眼鏡をしていると、かなり距離を離さないと見えなくなってきました。いかにも老眼という感じですね。
食品の買い物をしていても、値札や半調理品の使い方を見る時など、かなり見えにくい時も出てきました。それでも、眼鏡ならばちょっと格好が悪くても外せば見えるのです。
しかし、近視用のコンタクトですと、手を伸ばして目から離さないと見えなかったりします。よって、その場で読むことは諦めることも増えてきていました。
そんな感じなので、近視用のコンタクトを入れてしまうと、不便を感じるようになってきていました。家にいて仕事をする時には近視用コンタクトレンズはしなくなっていました。
それで、ネットで遠近両用コンタクトレンズについて色々調べてみました。
調べてみた結果
・遠近両用コンタクトレンズにする
・近視用コンタクトレンズを買い、老眼鏡を作って必要な時に老眼鏡をかける
この2択で、どちらがよいのか迷いました。
結果的には、眼科で目の検査を受けて、試着して、遠近両用ソフトコンタクトレンズの1日使い捨てタイプを選びました。その使用感などをお話しします。
近視が2段も進み
addもプラス2.25もあった😞
右がマイナス5.00😁
老眼が入ると、
近視は進まないと聞いたことがあったんだけど、
今はスマホとか使うから
アラフィフでも近視が進むこともあるみたい……
遠近両用コンタクトレンズ
すごくよく見えます😊 pic.twitter.com/QwqxDtEXvD— 沼佐睦美 (@mutsumi_numasa) 2017年2月18日
遠近両用コンタクトを入れた瞬間「きれいに見える!」と感じた
眼科で検眼を終えてから、遠近両用眼鏡をしている感じの結構年配のナースに遠近両用のレンズをパッと入れられました。さすがプロ!一瞬でコンタクトを装着してくれました。その瞬間、「きれいに見える!」と感じました。
ひんやりと潤っている新品のコンタクトレンズが気持ちよさと、強い近視のせいで眼鏡をしばらく外した見えない状態から、いきなりクリアな世界が現れた快適さが、よけいにきれいに見えると感じさせたのかもしれません。
ただし、ひとつ、はっきり言っておきますが、私の場合は申し訳ないのですが、コンタクトレンズの期待値はあまり高くないです。これ、ポイントです。
私の場合、近視も強いのですが、乱視もかなり強いのです。乱視の矯正なら、コンタクトよりも眼鏡のほうが実力がはるかに上だと感じています。
その遠近両用のコンタクトをつけて出る視力はやっと1.0です。5回くらい1.0くらいのところを検眼して、2回くらい成功して、それで1.0にされている感じです。(笑)
隣で別の女性が検眼していて、その方は1.0を完璧に見えていました。それで「1.0ですね」と言われています。「なんかすごい違いじゃね?これで同じ1.0?」と思ったのですが、まあ、見てみなかったことにしておきました。
でも、私としては遠くから近くまでキレイに見えて感激でした。ナースが新聞を持ってきてくれて、「どお?新聞の見え方は?」と聞くので、すごくキレイに見えたのでそう答えました。
その時にすでに、遠近両用コンタクトレンズは購入しようと決断しました。「コンタクトは、眼鏡と違って、フレームが気にならないし、曇らないし、やっぱりこれからも使えるだけ使っていきたい」と、実感しました。
老眼レンズ初心者は近い距離の見方に慣れる必要がある
遠近両用コンタクトレンズを購入し、実生活で使うようになると、新たなことに気が付きました。
これは遠近両用コンタクトの問題でなく、それを装用する人の問題です。それまで、リーディンググラス、いわゆる老眼鏡を使ったことがある人であれば問題ないでしょう。老眼鏡を使ったことがなければ、老眼用レンズの見え方になかなか馴染まないのです。
だいたい、老眼用のレンズでは最もはっきりと見える距離が30cmくらいでしょうか。レンズはその距離で最適化されているので、その距離ではっきりと見えないからといって、近づけてみてもダメなんですよね。よけいぼやけます。
子供のころから、見えにくいものは目を近づけてみるという習慣が役に立たないのですよね。これに慣れないといけません。
老眼用レンズの場合、見るために最適化された距離はプラスマイナス10㎝の誤差もない感じです。「その距離で見えない場合は、見えないので諦めなさい」ということです。もう、どうやっても見えません。
そして、私の例ですが、老眼用レンズで最も最適化された距離で見るよりも、裸眼で20㎝くらい離して見るほうが、明らかによく見えます。比べものにならないくらい、差があります。裸眼のほうが見えます。
つまり、現在の私の場合、少しでもはっきり見たいと思ったら、遠くの物を見るのは近視用メガネ、近くの距離の物を見るのは、「短時間ならば裸眼が」ベストです。
「短時間ならば裸眼」というのは、左右の裸眼視力が1段違うので、そのまま裸眼で長く見ていると疲れるのです。左右の視力が違うせいだと思います。
遠近両方しっかりとパーフェクトに見えれば最高だけど、それは無理なんだーと、気が付きました。
だから、遠近両用コンタクトは「妥協が必要」とか「神経質な人には向かない」と語る人がいるのかもしれませんね。
遠近両用コンタクトレンズはシーンによって使い分けがいい
人によって視力も違えば、生活パターンも違います。老眼にはとっくになっていても、日常生活では老眼鏡はほとんど必要ないという人もいますよね。
私自身も、その時の仕事内容によっては近視用の眼鏡だけで1日ずっと過ごせる時も多いです。PCだけを使ってする仕事の場合、普通に近視用メガネでOKですからね。
しかし、書籍や新聞などを参照して記事を書く時は、パソコンと手元の書籍などを、交互に見たりする動作が圧倒的に増えるのです。
その場合、近視用の眼鏡をしている場合、それを外して手元の書籍を読んで、かけてPCを見てという感じになるのです。眼鏡を外したりかけたりを何十回ともなく繰り返すわけです。
めんどうなんですよね。しかし!そうしないと見えないという悲しい状態なわけです。
人によっては、近視用コンタクトをしていて、近くを見る時だけ老眼鏡をしているという方法もいいようですけれどね。それでも、眼鏡を外したり掛けたりの連続になりますよね。
そういう時は遠近両用コンタクトレンズが便利だと感じます。私はそう感じますので、仕事内容によっては、朝からワンデータイプの遠近両用コンタクトレンズを装着します。
ただし、20cm前後で見えないものは、コンタクトを外さなければ見ることができないので、その場合は諦めましょう。
いえ、ひとつよい方法があります!100円ショップで虫眼鏡を買っておくとよいですね。
遠近両用コンタクトレンズについてのまとめ
私自身は遠近両用コンタクトレンズがとても気に入っています。仕事仲間とさえ思っています。遠くも近くもほどよく見えます。ドクターストップがかかるまで使い続けると思います。
ですが、遠近両用コンタクトレンズは遠い景色も、近い景色も最高にはっきりと見るための物でもないと実感しています。
はっきり見えないと気が済まないという方の場合、遠近両用コンタクトレンズの見え方には満足できないかもしれません。
ただし、近視だった人が老眼にもなってからは、使うシーンによってはとても便利です。いつでも使えるように、自分の視力に合ったレンズを用意しておいて損はないと思います。
最後までお読みいただき、とうもありがとうございます。
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