世界禁煙デー2017年のポスターを見て元喫煙者は物思ふ
5月31日は世界禁煙デーということですが、2017年のポスターはきりっとした吉田佐保里さん。見たことがない方は「2017年世界禁煙デーについて |厚生労働省」で、PDFのポスターを見られますよ。
今、煙草吸う方少ないですよね?私の周囲を見ても、吸う方はすごく少なくなりました。
しかし、私自身は元喫煙者でして、50年の人生のうち、ちょうど20年間煙草を毎日2箱くらい吸っていました。
人生の半分まではいかないんだね!
16歳から38歳まで吸っていたのですが、途中の25歳から27歳まで2年間禁煙しています。
それなのに、復活していしまい、本数も増え1日2箱から3箱吸っていました。
16歳からって……
でも、せっかく2年もやめていたのに、その後また復活して、その後11年吸うことになったんだよね。
その2年の禁煙が続けば、もっと早くにやめることができていたのに……
もったいないよねwww
が、何となくやめました。何となく、段々必要なくなったのです。だから、よく言われるような強い意志は必要ではありませんでした。髪に煙草の匂いがつくのがいやだったから、というのはとても大きかったです。
とにかくやめました。故元夫はずっと喫煙者でしたが、すぐそばで彼が吸っているのも気になりませんでした。何かにとりつかれた「私にはもう要らなくなったみたい!さようなら」状態でした。
それで、今回は喫煙時代に感じていたことを思い出せる限り書いてみます。
周囲が喫煙者ばかりだと吸いやすい
喫煙者の周囲には喫煙者が多い気がします。
そして、田舎に行くほど喫煙者が多い気もします。吸いやすい環境が整っているから、というのが大きいのではないでしょうか。
私の場合、両親が喫煙者でした。
そして、祖父母の代も、4人のうち、非喫煙者は母方の祖母ひとりだけでした。
それなのに、その祖母が、4人のうち一番早くすい臓がんで旅立ちました。生涯非喫煙者でした。
それで、私も16歳から親公認で煙草を吸っていました。
制服を着ていても煙草を吸っていたので、煙草臭いJKだっただろうと思います。
元元元…彼氏から、故元配偶者まで全て喫煙者でしたから、特に問題はありませんでした。
「お前、煙草やめれや!」とかなりしつこく言う元元元…彼氏はいましたが、逃げ切ってしまいました。
中学生の時にはじめて吸ってみたたばこは「マイルド・セブン」だった
今の若い人たちは吸わない人が多くて、びっくりします。煙草がすごく値上がりしてしまったことも大きいでしょうけれど。特に、若い男性が吸わないですよね。驚きです。
私は子供の頃から、よく「ハイライト」とか「セブンスター」を買いにおつかいに行かされていました。
私は中学校1年生でいたずらをして最初の一本を吸ってみましたが、最初に吸った煙草は「マイルド・セブン」だった記憶があります。
両親が煙草を吸っていたので、煙草は簡単に手に入りました。
でも、よくいわれるように、最初の1本は全くオイシイとは思いませんでした。それなのにその後、20年間も吸うようになるなんて……。
とにかく、吸いやすい環境が整っていると、吸ってしまうものなんですねえ……。
でも、今現在、両親ともに70代後半で健在ですが、2人共病気をしたことがきっかけで、それぞれ禁煙しました。
今、実家に帰ると、誰も煙草を吸わないので、
灰皿もライターも存在しません。
髪から煙草の匂いが漂うのが嫌いだった
私は煙草は大好きだったのですが、髪に煙草の匂いが着くのが強烈にいやでした。
外を歩いていて、そういう方とすれ違うと、何だか残念な感じがありましてね。
女性の場合、かわいらしく決めているのに煙草の匂いがすると、「化けてるな!」なんて思ってしまいます。
過去の私みたい?いやいや、私はカワイイ路線は狙ったことありません。
昔の「ぶりっ子」ですね。私、長身ですし、若いころ超老け顔だったなので、狙うのはかなり難しい路線です。
ですから、私自身は、通学前、通勤前は必ず朝シャンをしていました。
で、煙草はなるべくタオルドライをしているうちに吸っておいて、ヘアセットをしてからはなるべく吸わないようにしていますた。
どうしても吸いたい時には、ヘアセッティングをしてからでも、髪の上にタオルを乗せて、髪に匂いが着かないようにして吸っていました。無駄な抵抗というやつですね。
これが、私の場合、「そのうち禁煙したいな……」と思う原因になった気がします。煙草の匂いが身体に着くのがいやでした。
三次喫煙なんて考えたことなかったけれど匂いはいやだった
受動喫煙だけでは生ぬるい!新たな懸念「三次喫煙」の深刻性 https://t.co/rnmIr64Rvj
「三次喫煙」って怖いんですね……。私は自分の髪に煙草の匂いがつくのがいやで禁煙したけれど……— 沼佐睦美 (@mutsumi_numasa) 2017年5月30日
上記の記事を読んで、「三次喫煙ってこわい~!」と思ってしまいました。
禁煙して12年経った私、煙草の匂いには敏感ですね。玄関に宅配便の方が来た時など、喫煙者だとすぐにわかりますね。
そして、何秒か玄関にいただけなのに、その場に煙草の匂いがしばらく残りますよね。これが三次喫煙なのですね……。
集合住宅の玄関って換気はイマイチの作りが多いんですよね。
玄関を開けても室内の廊下なので、空気の入れ替えというのは難しいですし。
扇風機などで、外に向かってそこに漂っている匂いを吹き飛ばさないといけない感じですよね。
そこまでしませんけれどね。匂いは残っていることは確かですよね。(笑)
煙草を吸う人が室内に入ると、家の中で煙草を吸わなくてもしばらく匂いが残るんですよね。
この前、室内の修理に来てくださった中年男性が煙草を吸う方だったようで、煙草の匂いがかなり室内に残ったので、窓を開けて、しばらく愛犬と散歩に出ました。
ちなみに、煙草の匂いは我慢できないほど嫌ではないですけれどね。
今は自分の周囲に煙草を吸う人が全然いないので、気にはなりますね。元喫煙者だったからかもしれませんけれどね。
分煙などされていなかった時代が懐かしくもある
この記事を書きながら、煙草を吸っていた時代を思い出すと、こんな世界禁煙デーなんかできてしまって、吸っている方が気の毒とも思ってしまいます。
分煙などもされていなくて、どこにでも灰皿があって、煙草を吸う人は何となく灰皿の側に座って煙草を自由に吸っていた時代が懐かしかったりします。
ライターを忘れても、見知らぬ誰かが必ず貸してくれましたしね。
灰皿の周囲を老若男女、喫煙者で囲んで、何気ない世間話しが始まったりして、今とは全く違った世界があった気がします。
ただ、ヘビースモーカーで、結局肺がんで死んでしまった祖父のことも、同時に思い出してしまいますけれどね。
まとめ
世界禁煙デー2017年のポスターの吉田沙保里さんの健康そうな感じがいいですね。
このポスターを現在私が喫煙者だったとしたら、きっと見て見ぬふりをしていたと思います。
子供のころから煙草が家の中に身近にあった元喫煙者の50女は物物思いにふけってしまいました。